たくさんのご来場ありがとうございました。
楽しい素晴らしいコンサートでした。
司会と歌。
歌謡曲は得意な分野ではないのでそれだけでもかなりのプレッシャーだったのに、これだけの皆様のナビゲートを任され、12時に楽屋入りして本番まで、メイクするとき以外は腰掛けていない気がします!!
おかげで、歌でアガる暇もなかった笑!
昭和の歌謡を支えて築きあげてこられた方々は、もうすでに皆さん80歳をとうに超えたご年齢で、
お話が始まると、次から次から溢れるように当時の事が思い出され、時間を忘れてしまうほど楽しいお話が出てきます。でも終演は必ず来る(T ^ T)
そこのせめぎ合いがちょっとだけ切なかったのですが、一曲でも多くお客様にお聞かせするということを目標に進めました。
私でも、話をしていて、なかなか単語が出てこなかったり、人の名前が分かっているのに出てこなかったりすることが、ほんとにたくさんあります。
でも、先輩方は音楽のパフォーマンスとなると、まるで時間を巻き戻したかのようなエネルギッシュで気迫に満ちた演奏でした!
それはお客様も皆さん、感じられたと思います。
そして、それが、きっと昨夜のコンサートで一番のプレゼントだったのではないかと思います。

大トリを務めていただいた雪村いづみさんは、ミュージカル界でも大先輩です。
いち早く、日本の歌謡界に世界の風を届けてくださった歌手です。
おしゃべりをすると、きっと混乱してしまうから、土居さん、フォローして。と、いづみさんのマネージャーさんに頼まれて、
台本にはなかったのだけど、ひとつひとつのいづみさんの曲紹介をさせていただきました。
いづみさんは、81歳。
ついさっきのことを忘れてしまいます。
だから、あんな大きなステージにまず出て行って何をすれば良いのかわからなくなってしまいます。リハまではずっとマネージャーさんが隣に寄り添って歌っていらっしゃいました。
本番はもちろんマネージャーさんは隣に立つわけにはいきません。大丈夫だろうか。
岩崎宏美さんも、荻野目洋子さんも、えまおさんも、皆さん袖に立ち見守っていらっしゃいました。
でも、
いざイントロが流れてくると、え?何?
って思うほど、若々しいあの頃のチャーミングないづみさんが魅力いっぱいで歌っていらっしゃる。英語の歌詞を完璧な発音で、完璧に…!
もうわたし達は驚くやら感動するやらで、思わず涙が流れてしまいました。
いづみさんにとって歌は、もう体の一部なんだと。
いづみさんの人生の一部なんだと。
昨夜のいづみさんの存在感を感じられただけでも、昨夜のコンサートは大きな価値があったと思いました。
反省したのは、私はいづみさんが歌い終わられたのを見届けて、次のエンディングの準備にかかったので、最後幕が降りる時、そばに行って、安全なところへお連れできなかったこと。
もちろん、ちゃんと幕内におはいりになって何事も無く終えられたのですが、最後お一人舞台に残って、不安な思いをされただろうと思うと、また万が一、幕が下りる時に危ない目にあったらと思うと、ほんとに私のうっかりさを自分で責めてしまいます。
いづみさん、不安な思いをさせてしまってごめんなさい。



玉英ちゃんとは、ザ・ピーナッツのデュエット💖
楽しかったですよ〜〜。
勉強で何度もピーナッツを聴いたんだけど、上手さハンパないです。
あの頃の歌い手さんは、一曲一曲をほんとに大切に歌っていらっしゃるなあと再発見しました。

宏美さんの聖母たちのララバイ、ナマですよ!なまララバイ聴きました〜。もう感激!
田舎のテレビで毎週火曜日聞いていたあの歌声をつい隣で聴いたんですよ〜!
先の肉の海でもちょこっと使われた、ダンシングヒーロー、荻野目洋子ちゃんのナマー!!
ナマダンシングヒーローだー!!

昭和がだんだん遠ざかっていく中、久しぶりに昭和ファンのお客様と盛り上がった一晩でした。