美瑛にある、美宙(みそら)丘のまち郷土学館へ、昼間の星を観に行ってきました。
昼間のほし。
青いお空の底ふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまで沈んでる、
昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。

と、金子みすゞの詩にもあるように、
その昼間の星をを観てきました。
理学博士で、宇宙物理学者でいらっしゃる佐治晴夫先生が天文台長を務めていらっしゃる美宙の天体望遠鏡で、観てきました〜。

白い小さな点。これが昼に見たシリウスです。
この日は案の定曇っていてf^_^;、太陽くらいしか見ることができないかもと言われていたのに、ペテルギウスやプロキオンの冬の大三角や、リゲル、ペテルギウスの赤い星、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のカストル、ポルックスまで見ることができたんですよ〜〜!
私が居たのに上出来でしょう??(≧∀≦)
佐治先生は、子供達に、見えないけれどもたしかに在ると言うことを、しっかりとわかってもらいたくて、ここに天文台を作りました。
私たちと入れ替わりに、学校帰りの小学生たちがやってきて楽しそうに館の方々とお話しをしていました。幸せな美瑛っ子たちです。
佐治晴夫先生と言えば、ボイジャー計画にも深く関わられていて、ボイジャーにバッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」第1番のプレリュードを搭載させたことでも有名です。
この宇宙のどこかに居るであろう生命体のいる星にこのボイジャーが到達したなら、何より、音が音楽が一番ストレートに私たち地球人を伝える手段だということを確信してのことです。
そんな先生が、金子みすゞの詩にご自身が作曲された歌があるんです。素晴らしい愛に満ちた歌。その歌をご披露しに私たちは美瑛へやってきたのでした。私たちも大好きなみすゞの世界。
お披露目は緊張しましたが、とても気に入ってくださいました。いつか、先生の講演で流れるかもしれません。
私たちの「キズナ」も、先生のお書きになったたくさんの宇宙の本を読んで、そこからのインスピレーションで出来上がった曲なのです。
いろんなお話しを聞きながら、そして、今はもしかしたらもう無くなっているかもしれないペテルギウスの赤い輝きを見ながら、時間の不思議を思いました。
今の積み重ねが未来を作り、過去として残っていく。
今を大切に。
という言葉がとてもとても心に響いた1日でした。


母と過ごす時間。
ずっと手を握っていたいし、体をさすってあげたい。
その愛おしい時間を大切にしたい。
あらためて、そう思いました。

姉の手を握りしめる母の手。
忘れない。