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南アは予防注射も要らないし、ビザも必要ない。他のアフリカ諸国に比べたらとても入国しやすい国です。丸一日かかるけど、上空から果てしなく広がる壮大な大地が見えた時、旅の疲れなど吹っ飛んでしまう。
                         でも、
ここに住んでる友人がいたから来ることができた。というのは事実。
アパルトヘイトは撤廃されたはずなのに、居住区の住み分けはまだ歴然と在る。
安全だとされている場所の入り口には、必ず頑丈で強固なゲートとガードマンが居る。
車の窓を開けてはいけない。
道路を歩いてはいけない。
(でも黒人は車道を歩き、モノを売ってくる。
高速道路でも歩いている。)
安全な地区でも、昼間でも1人で歩いてはいけない。
だから、どの道路にも歩道は無いし、
歩いている白人は一切見かけなかった。
遠く見えた、高層ビルが立ち並ぶヨハネスブルグの中心地だった場所。今は廃墟と化しているそうだ。
                       でも、
少なくとも、私たちが接した黒人は、とても優しくてフレンドリーな方たちばかりだった。
最初は、どうしてこんなに無表情なんだろう?なんだか怒ってるのかなあなんて思うほど笑顔を見せない人が多かったけど、私の英語があまりにヘタクソなのでか、きっとちょっと安心してくれるのか^^;、丁寧に優しく教えてくれる。
黒人は痛みを知ってる分、優しいのかもしれない。なんて、呑気な日本人発言かもしれませんが。
ただ、
どの地へ行っても、まず中国人か韓国人だと思われる。それは、この国のアジア人口の比率が圧倒的に日本人が少ないからかもしれない。 
日本のこと、本当に知らない人が多かった!
なのでー、
レストランやホテルで、必ず
「ありがとう」「ごちそうさま」「さようなら」
と、日本語を教えてきた!!
みんな、とても興味を持って、教えてくれ、と言ってくるの。
そして、見事な発音ですぐ覚えてくれる。
やはり耳がいいのと、頭もものすごくいいのかもしれない。
身体能力もご存知のように高くて…。
こんな高い能力の人種がなぜこんなにも差別されたのかしら??と不思議に思ってしまうのだけど、出来なくてもできるまでコツコツやる日本人、ビジネスに対してとても勤勉な他の人種と比べると、そういうところがちょっと違うのかな。ちょっとダメなのかな(^^;;。
と思った。
載っけた写真は、いわゆる黒人居住区です。
わかりにくいけど、トタンや板を打ちつけただけの小さな家。高圧の電線が走ってるけど、おそらくここに住んでる人たちのものじゃないみたい。
政治はだんだん変わっていってるけど、経済はほとんど白人たちのもの。

月並みな言い方だけど、日本はやっぱり平和な国ね。
それに比べてこの国の辿ってきた歴史は想像もつかないほどすごいものだったんだね。

南アフリカの旅、ケープタウンやダーバンなど、美しいところもたくさんあるんだけど、わたしは、ヨハネスブルグに行くことができて良かったなって思います。

アパルトヘイトミュージアムで聴いた、アカペラのコーラスが忘れられなくて、ミュージアムで買っとけばよかったと後悔したので、空港のCDショップで探して探して…
これかな?と思うものを買ってきた。
なんとなくライオンキングみたいな笑、ゴスペルみたいな…とお店の人に言ったら、
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これを出してくれた。
アタリだった〜〜❣️\( ˆoˆ )/

もしかしたら、
もう二度と行けない国だったかもしれない。
でも、
行けてよかった。