来年のTENTH、この森で天使はバスを降りた〜の今回の演出は、小林香さん。
香ちゃんは、彼女が東宝にいる時から親しくさせてもらってました。
何年か前に東宝を退社してフリーに。
大変な業界なのに、地道に勉強を重ねて、今年は「きみはいい人チャーリーブラウン」なども演出なさってましたね。
香ちゃんの演出は今回初めてです。
でもとーっても繊細で丁寧。
今日は、このお話の舞台になるギリアドという場所について。
ウィスコンシン州ギリアド。というふうに台本には書かれていますが、実はメーン州にある人口200人くらいの小さな村。
演出家がとても深いところまで調べてくれました。
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これがギリアドの写真です。
きれいでしょ?!
主人公パーシーが刑務所の中で見た一枚の写真。それがギリアドの秋紅葉の写真だったんです。
それがあまりに美しかったから出所後にバスで20時間ほどかけてここへやってきた。
演出家はこうも説明しました。 ギリアドという名前は旧約聖書にも出てきて、
「乙女よ、ギリアドへ向かいなさい。そこで乳香を手に入れ傷を癒しなさい。」と。
ギリアドの乳香は、ネイティブアメリカンの人たちがのちに傷を治すエッセンシャルオイルとして大切にしているものだそうです。
また、この場合のギリアドはヨルダンにある町だったそうですが。
ギリアドの乳香は、女性の傷を癒す効力があるということですね。
そんな伏線を張りなら、この物語は実に巧妙に深く事柄をつないで一つの物語にしていたのです。
また、この物語に出てくる、ハンナ、ケイレブ、イーライ、などの人物名も旧約聖書に出てくる名前で、性格づけもリンクしているものもあるんですって。これは、イーライ役のスピさん情報。
たしかに、ケイレブとかイーライとか、あんまり無い名前ですよね。主人公パーシーも正式名は、パチャンス。これも不思議な響き。この名前の由来も何か深いものがありそうです。
たくさん考えたからといって、傑作が生まれるわけでは決してないけど、原作をミュージカル化して成功した鍵は、こんなにも深いところでのつながりがあったことと、何よりこの音楽です。
こんなにも美しい、楽しい、ドキドキする楽曲を歌えること、ほんとに幸せです。新しくパーシー役を演じる坂本真綾ちゃん、とってもステキです。なんでも、音楽座大好き少女だったらしく、私と一緒に写った写真も持ってるんだとか!
長い時を経て笑、嬉しい再会です。
長くやってて良かった〜ヽ(*^ω^*)ノ
ということで、明日は早くもオケ合わせ!
それで年内のこの森〜稽古はひとまず終わりです。