私は、情熱の限りを尽くして、妻を抱いた。明日の事を考えて明日のゴミを深夜、出してきた。空の雲は、地上の灯りに照らされてか、深夜にも拘らず白く浮かんでいた。
あれほどの情熱をもって、煩悩の「痰」は切れず、いくら一人で出しても、スッキリしなかった男の性。
結婚して、そのような痰は、残らなくなった。私は、結婚するまで、何かもの苦しさが一人で出しても残り、喉の痰、呼吸、スッキリしなかった。それは、なくなり風呂でも思いっきり「はーああ」「おー」とため息をつく、それどころか独立した私は、一つ一つの今の決断が人生を決める、などと感じることもある。アパートに越して三年。実家の私の部屋は両親の寝室になった。私は、独立するまで、なぜか本気は出せなかった。とっさに発言せず、計算したりコントロールをしようとする私を人はバカにした。また、歪んだ厳しい高校の寮にいた私は、京都を信仰し、三重県の人をバカにし異常に親切にし、そんな私を三重県の人はバカにした。
結婚し、食事も自分の金になった私は、現実的になり、英検3級、漢検2級、そして級大検と取り、大学を受けれるようになった。難しすぎて金にならない私の本は、母校の教授に見せ、博士号を約束された。子供を預けている情けなさは、遊んでいるだけの人にも、貶され、去年の10月からの新聞配達、4月からの仕事に繋がった。作家にこだわり結婚の遅れた?否、病気がよくなったからか強引?に結婚した私は、三四年の結婚生活と三重大学受験を控えている。「独立してから人間は成長する」という父。友との急な縁切り、真剣勝負とあまり辛いことが、悲観を生むため努力と休憩を交えながら、やみくもに走るしかない。