呼子でイカづくし昼食を堪能した後、車は次の目的地、唐津に向かった。1時間ちょっとの移動時間だったが、私は気持ちよく寝ていて、唐津城に着くまで気がつかなかった。

 

唐津城

 

 3時過ぎだったが、ここで兄弟5人が相談し合った。唐津城見学にするか宝当神社に行くか、だ。 そして結論は当然のごとく宝当神社と決まった。宝くじに当たるんじゃないかと!

 

 宝当神社は唐津から数キロの高島という小島に在って海上タクシーが便利だという。ちょうど空いていた船があったのでそれに乗って高島へ。

 

海上タクシー

唐津城を離れて高島へ

 

船内で

 

 高島には15分程度で着いた。海が荒れてなかったので船酔いもせずに良かった。波止場から15分歩いて宝当神社だ。小さな神社で御利益があるか、ちょっと不安な面もあったが、信じなければ「宝くじは当たらない」。 神社の少し前に宝くじやロト等を売っている店が有り、そこで宝くじを買っていたので、それが当たるように本殿と隠れ神殿にお祈りした。(隠れ神殿というのは海上タクシーの船長さんから教えてもらったもので、本殿の裏手に神殿が祀られており、そこにもお願いしないと効き目がないのだそうだ)

 

 私が買った宝くじは西日本宝くじ、1枚百円のミニ宝くじだ。バラで20枚、居間に飾っているが、大晦日に開けようと思っている。

 

 兄弟それぞれが自分の考えで宝くじやロトを買ったようだが、個性が出て面白い、私は単純に宝当にかけたが、この宝当神社、昔からのものではなく、誰かが意図して造ったらしい、それでも宝当にすがりつくのは日本人の性だろうか。

 

 唐津に戻ったのはもう日が落ちる頃、それから道の駅でお土産を買い帰路についた。一泊二日の温泉旅行、企画計画から車の運転、会計まで全てを3男坊がやってくれた。眼が不自由な妻に加えて、足が悪い私の面倒迄兄弟みんなが看てくれて涙が出るほど嬉しかった。みんなありがとう

 

 

 

 

 2日目の朝、良く眠れたのだろう、気持ちよく目覚めた。外はまだ薄暗いようだ。早速朝風呂に入ろうとゴソゴソしていると妻が風呂は駄目だと強い口調で言う。どうも昨晩の私の酔いっぷりから、一人での風呂は危なっかしいと思ったようだ。そういえば昨晩は兄弟達に迷惑を掛けた。久しぶりに酔いつぶれた感じだった。

 

嬉野温泉で

 

 朝食をゆっくりと食べ、チェックアウトの10時にホテルの玄関前で集合写真を撮ってから出発。まずは呼子だ。イカと朝市で有名なところだ。目的はイカの活き作り、ということで昼食時間に合わせて呼子に着いたのだが、二兎を追う者は、で朝市はもう終わっていた。残念!

 

朝市が終わっていた朝市通り

 

 イカの活き作りは高かったけれど、美味しかった。ホテルの朝食でお腹は膨らんでいたものの、欲の方が勝っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 11月になって急に寒くなってきた。そういえば月で言うと晩秋になる。冷え込むのも当たり前だ。我が家のキンモクセイも遅ればせながら強い芳香を放っている(11月初旬の頃) 

 

 

ミニ菜園の隅に植えていたマリーゴールドも綺麗に咲き誇った。

 
 
 11月5日、昨年に引き続いて兄弟旅行に出発した。今年は妻も参加する気力をみせ、全員の10人が揃った。いつものように10人乗りのミニバスをレンタルして3男坊が運転だ。行き先は佐賀県、泊まりは美人の湯、嬉野温泉だ。
 

 弟達4夫婦は私たち二人を気遣ってくれて、口々に妻の復活を喜び、私を労ってくれる。兄弟はありがたいと改めて思った。

 

 初日はまず吉野ヶ里。弥生、古墳時代の遺跡発掘で有名なところだ。今は発掘の傍ら、大きな公園になっていて貴重な観光資源にもなっている。

 

 私はステッキ片手に元気に歩き始めたのだが、遺跡群までは非常に遠い! 物見櫓のところで、リタイア・・・もう歩けない! そして弟達に抱えられながら入り口までやっとの思いで帰り着き、車いすを借りてもらった。私は車いす初体験、今後の生活に大なる不安を持ったが、弟達は気にすることもなく、「サァ、次だ」

 

吉野ヶ里公園遺跡  (歩けなくて入り口まで)

 

 吉野ヶ里の次に向かったのは佐世保。軍港だ。目当は海上自衛隊資料館と自衛艦の見学。ここでは最初から車いすの世話になり、悠々と見学できた。にしても、太平洋戦争という愚挙を侵した軍部、煽ったマスコミ、操られた国民・・・残された遺品を見ると悲惨だったなとしみじみ感じる。

 

資料館から佐世保港を観る 

 

 初日の予定はこれで終わり、嬉野温泉に向かい着いたのはもう6時を過ぎていた。さっそく夕食の宴会。1年ぶりに酒を酌み交わして互いの健康を祝した。

 

 

 宴会の後で屋上の露天風呂へ、私を気遣って下の弟二人も一緒だった。風呂に浸かりながら東の空を見上げると十六夜の月が煌々と輝いていた。

 

ホテルの屋上露天風呂から眺めた十六夜の月

 

 幸せな気持で部屋に戻ると妻も大浴場から戻ったばかりで、肌が輝いて見えた。やはり、美人の湯? それともかぐや姫? みんなに迷惑を掛けると心配していた妻、親切に介護されて安心しているようで嬉しかった。それにしても大浴場で泳いでいたと聞いたが、子供心に戻ってはしゃいだようだ。