
橋からは天竜峡を一望できる


なんとか、時間内に駅に戻ってこれた。次に乗る列車が待っていた。

この電車は、上諏訪から豊橋まで直通という1日に2本あるタフな便。7時間・95駅とか途方もない。これに乗り通すことも考えたが、途中下車できないのでやめておいた。次の機会がかれば、7時間耐久乗車もありやな。

絶対、ここから先はヤバイよなぁ、という気配がプンプン

出発!

天竜川に沿って南下を続ける

直通列車ということもあって、乗り鉄的な人もたくさん。
ボイレコを片手にひたすら、車内や車窓の様子を実況・録音する人や、路線図を抱えて車窓を指差し確認してる人。いやぁ、本当に個性的な人たちだ。まぁ、カメラを構えて、左に右に前に後ろに動き回っている俺も、普通の地元の人からしたら同類か。
「ガキの頃見た街の変わり者に、まさか自分がなるとはな」というカズレーザーのギャグが胸に刺さる。
※ここからは、少しでも多くの駅に降りたいということで、上り列車、下り列車を交互に乗って降車駅を増やしており、出てくる駅は路線図の順番とは異なります。

為栗駅に、到着! 難読駅名ですな

ホームのすぐそこまで山が迫っている。廃屋や

もう、だれも参ってないようなお墓が無造作にある。
川沿いの秘境駅区間あるあるだが、こちらも天竜川の治水のために、ダム湖が出来て、昔あった集落が水没してしまっている。

駅からは舗装された道が一本だけ

これを進むと橋がある。

橋を渡って、さらに一本道を進むと車の走れる道路に出るようになっている。
ちなみに、この自動車通行禁止の道路や橋も何故か県道指定されている(笑)

秘境駅ということで、実は結構な人が降りている。
さっきの電車の乗り鉄たちや、秘境駅巡りをしている人をはじめ、この旅では、いわゆる鉄オタな人たちとも沢山出会う。
これまで紹介してきたように、お互い情報交換したり、世間話したり、いい人達も沢山いたが、それと同じくらい変わった人たちもいる。
録音の最中に、後ろでお喋りしている高校生を睨みつける人。三脚の撮影の際に、他の人が橋を渡って揺れると「あーっ」って怒る人、他の観光客が周りからいなくなるまで露骨に苛立っている人たち。
なんだろう、凄い違和感だ。どうも、こういう人たちは、秘境駅に来たからには、自分だけが、そこにいるような写真が撮りたいようだ。そして、そういう写真を撮っていると、本当に自分だけしか、そこにいなかったように錯覚するのではないか?
考えて見れば分かることだが、住んでいる人、使う人がいるからこそ、そこに電車が走っているのである。
旅や観光地というのは、行ってみたいところに実際に行ってみる、見てみたいものを自分の目で見に行ってみるものだと思う。この手の人たちは、自分が見たいものを、自分の見たい通りに見るために旅に出ているように思えて仕方ない。それなら、写真集やネットの写真を見とけばいいやん?
完全に余談&主観になるが、こうした傾向は男性に多い。女の人たちの写真の撮り方をみていると、自分とその他バックの風景という捉え方をしているのか、顔は頑張って作っているが、あまり構図とかに頓着していない。
たまに、女の子たちにシャッター押してくれと頼まれるので、「どんな感じに撮りましょう?駅舎は全体が写ったほうがいい?」と聞くと、困った顔して、「んー、そうですねぇ……じゃあ、それで(笑)」とか適当に答えてくる。
自分がこの場所にいる、それでいい。後ろに人がいようが、電線が入り込もうが別にいい。ただ、顔は可愛く作り込む。そんな感じ。こっちの方が好きだな。
ということで、これまでもそうでしたが、これからも僕は電線が写り込もうが、観光客まみれの秘境駅(?)だろうが、あまり気にせず、下手な写真を撮り続けます。
治水の成果だろうか、川はとっても穏やか。

こんな、ひっそりとしたところに駅がある。

駅に戻るとスピーカーから電車の遅れを告げるアナウンスが。どうも、飯田駅から駅員さんがアナウンスしているようだ。「わかりましたー」と返事するが反応がない。マイクは付いていないようだ。











