こんにちは都政対策委員長の伊藤大気です
すでにtwitterで投稿しましたが、昨日、西塚保健所長にコロナ感染拡大の第五波をうけて、コロナ対策の強化と、子どもたちを東京五輪へ動員する「学校連携観戦」の中止を求め、年金者組合墨田支部の皆さんと一緒に要請をおこないました。わたし伊藤大気も年金者組合のメンバーの一人です。
はじめに、事前に年金者組合のみなさんから西塚保健所長に渡していた要請項目に基づいて、墨田区の感染状況やコロナ対策の概要について報告をしていただきました。
(以下、幾つか資料を転載します。事前に西塚保健所長には掲載の了解を得ています)
この資料は7月5日時点のものですが、10万人あたり療養者数は新規感染者数がステージ4になっています。それが要請をした8日には、墨田区も東京都もステージ4になりました。この中で注目する点は重症者病床使用率です。
都立墨東病院や7つの基幹病院の協力を得て、回復期のみなさんを受け入れる体制を構築したことで、ステージ2レベルと維持していることは、他の自治体にはないことです。
西塚さんは、緊急事態宣言解除後に陽性率を始め数値がすべてあがっている。墨田区の場合は、都立墨東病院がコロナ病床100床をもち、重症者も受け入れる体制があることで重傷者病床の1割強で推移しているが、東京都では3割がうまりはじめている。「墨田モデル」の果たす役割を実感しました。
病床は昨年12月に111床だったものを、区内の各病院のみなさんの協力も得て、7月7日現在230床まで増やすことができました。さらに「回復期病床」は53床。この力が第4波があっても患者の皆さんの命を守り、医療崩壊を防ぐ力になりました。
また、PCR検査についても積極的に行っており、「発熱外来」も現在65施設まで増やし、検査数も1日最大で930件まで可能にするなど、医療資源を区独自に拡大していっています。現状では1日あたり150件程度検査をすすめていますが、感染者数の拡大に比例して検査数も増えはじめています。
また、ワクチン接種が進むなかで、高齢者の皆さんの感染者数が激減しています。それが「年齢別にみた感染者数の動向」です。第3波、第4波では、60代〜70代、70代以上の高齢者層(高齢者施設、障害者施設などで)で感染が拡大していました。それがワクチン接種が始まった5月以降は大幅に減りました。
一方で、イギリスα株やインドのΔ株による若年層の感染が広がっていることに注視する必要があります。
区民全体のワクチン接種状況は、1回目終了が33.4%、2回目接種完了は16.2%になっています。これは東京都と比較して2倍です。(東京都・住民全体1回目16.9%、2回目8.1%)
集団接種会場は当初計画の4会場から8会場へ増やし、地域の医療機関でもワクチン接種を行えるようにしたことで、安全、迅速に接種が可能になりました。「メディアで報道されているような、ワクチン不足が起こるのか?」という質問には、現状では起きないことも確認できました。区民の皆さんはご心配なく、申し込みをすすめてください。
《子どもの学校連携観戦は中止に》
オリンピック・パラリンピックの観戦問題については「オリンピックやっている場合じゃない」と懇談冒頭の発言がありましたが、これは私がよく街頭宣伝で演説していた中身なので、気を使って発言してくれたのかもしれませんが、「基本的に無観客が望ましいという考えです」とはっきりと発言されました。
コロナ感染対策の政府分科会のメンバーでもある北区の前田保健所長の発言にも触れながら「住民の命を感染症から守るためにも、無観客が望ましい」ということ、「五輪を開催すれば人流が増えないなんてありえない。コロナ感染拡大、特にイギリス型やインド型など変異株が拡大している現局面で、人を入れて観戦をする形態はありえない。第3波のように墨田区民を感染に晒す事態は避けるべき」(伊藤の解釈もあります)と明確に発言されました。
学校連携観戦を決行するか、中止するかは最終的に墨田教育委員会の判断になりますが、先日、加藤教育長、加藤指導室長に要請した際に、西塚保健所長の意見も参考にすると発言していました。墨田区は、医師や専門家、そして保健所長の意向を尊重し、子どもたちの命を守るためにも「学校連携観戦」は中止の決断をするべきです。
今日は4時45分から、教育委員会に要請行動を行います。
区民のみなさん、声をあげましょう!
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