おはようございますニコ伊藤大気です。
いよいよ都議会議員選挙も5日目になりました。
今朝は雨雨でしたが、京成八広駅前からスタートしました。
 
毎朝の習慣である「しんぶん赤旗」タイムグッ
今日は育休問題についてとりあげられていました。
来年4月から育児・介護休業法が改正され、「性別に関わらず、自身や配偶者の妊娠・出産を届け出た労働者に対して育休を取るかどうか、意向を確認するよう企業に義務付ける『育休義務化』ーなどを内容としています。(記事ママ)
有期雇用労働者への取得要件緩和、大企業への育休取得率好評の義務化なども大切だと思います。
 
 
同時に、性別役割分業に基づく長時間労働が、男性の育休取得が広がらない背景にあることを指摘している点が重要です。
街頭でも訴えていますが、日本で働く女性の非正規労働者の割合は5割を超えています。男女間の所得格差は5割にもなっている。女性の仕事は家事労働の延長線上、男性が外で働き女性は家事・育児に専念するという社会構造を根本的に変えていかないといけません。
労働者派遣法が改悪されて以降、男女共に非正規雇用は拡大しましたが、女性が圧倒的に多い。雇用の調整弁として女性が「活用」=利用されてきました。
男女間の賃金格差は、男性が働き、しかも長時間労働をしなければ家計を支えられないという構造をつくり、男性自身まで縛られてしまいます。
 
そして記事にもあるように「会社で制度が整備されていなかった」「職場が取得しずらい雰囲気だった」「上司に制度の請求や利用を阻害されるなど、ハラスメントを理由に42.7%の男性社員が、育休取得をあきらめた」(記事ママ)とあります。政治がつくりだした社会構造、ジェンダー規範によって男性自身も子育てに関わりにくい環境が作られている。それが同時に、女性がワンオペ育児に追い詰められてしまう構造になっています。
 
「ゼロコミット男子」がいることに驚きましたが、それも、初めからそのパートナーがその意識を抱いているのではなく、社会構造、ジェンダー規範によって刷り込まれたものである。だからこそジェンダー平等な社会をつくる必要があります。
それにしても、6歳未満の子どもをもつ夫が、家事・育児をまったくしないが8割、6割いるのが信じられない、想像できないのですが…。一体、何を家でやっているのでしょうか?
 
認可保育園を守り、さらに充実を求める運動をしてきて、伝説的な園長先生から「共育て」という話を聞き感動したことを覚えています。
子育ては、子どもの成長をとおして、親も保育士も一緒に育てられていく。三者が関わり共に成長していくことができるということを聞き、二人の子育てに関わり、本当にその通りだと実感しています。
 
息子が生まれたときに、6週間の育休を取得しましたが、本当に一瞬でした。もっと取れたらよかったなぁといまでも時々思います。そんな貴重な6週間で、いまでも忘れられない体験があります。
 
息子は帝王切開でした。そのため妻は出産後1週間入院しました。その間、2歳半の娘と妻の実家で過ごし、一緒に公園でひたすら砂場遊びをしたり「入院中のママをお見舞いに行こうね」と一緒に出かけたりしました。そんな娘が突然怒りだし、泣き出し、わがままを言ったんです。
 
「さぁお風呂に入ろうね」
「やだ!」
「そうは言わずに入ろうよ」
 
そのやりとりのなかで「君に会えずに寂しいけど頑張っているんだよ」と伝えると、2歳半の娘が「わたしが寂しいの。わたし頑張ってるの!」と泣きじゃくりました。その姿に、胸がしめつけられて抱きしめました。
娘も弟やママのために頑張ってくれているんだな、子どもの目線になって考えないといけない。こうやってぼくを親にしてくれているのだと、いまでも思い出すと涙がでますが、成長させてくれました。
 
「ゼロコミット男子」のみなさんは、こういった経験ができずにいるということです。それはとても残念なことではないでしょうか。子育ては苦労ばかり、辛いことばかりのようにみえますが、振り返れば面白い、楽しいことです。
誰もが、性別にかかわらず子育てに関わりやすい東京をどうしてもつくりたいです。
 
そのためにも、8時間働けばまともに暮らせる東京の実現。最低賃金時給1500円の実現。性別役割分業を是正する制度、女性の正規雇用率の100%をめざすなど、あらゆる観点でジェンダー平等な東京をつくりたいですね。
 
 

 

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