おはようございますニコ伊藤大気です。

先日、菅政権は5者協議を行い、五輪観客動員について1万人を上限と決定しましたが、とんでもないことです。

政府コロナ対策分科会のみなさんがリスク提言をしたことを正面から無視する暴挙といわなければなりません。

日本政府はもちろんIOCも、科学的な根拠をなんら示さずに「安心、安全」を強調するだけ。これで日本国内をはじめ、世界各国の感染を防げるのでしょうか。

 

 

さらに問題は、この1万人の上限のなかには、全国からオリ・パラの競技を観戦する「学校連携観戦」の子どもたち、128万人、うち都内90万人は含まれていないことです。

 

そもそもこの「学校連携観戦」については、東京医師会の尾崎会長が、「子どもたちの感染リスクを高めるだけであり、冷静に判断して中止を」とコメントしています。尾崎会長は分科会の「リスク提言」をうけて、改めて今夏の五輪中止について要請をおこなったほどです。

 

都民に情報開示せず、

隠ぺい体質の小池都政

 

問題は、子どもたちを危険に晒す「学校連携観戦」について、「観戦チケットキャンセル申し込み受付申込書」を五輪組織委員会が5月末に各都道府県に発送していたにも関わらず、東京都政が各市区町村には隠していることです。この事実を「しんぶん赤旗」がスクープしたことをうけて、わたしはすぐに墨田区の教育委員会の担当者に連絡をとりました。

事前に新日本婦人の会墨田支部のみなさんと要請をしていましたが、この「キャンセル受付申込書」については一言も触れていなかったので、その存在を知らないか尋ねたところ「伊藤さんから聞くまで知りませんでした」「23日までがキャンセル期日なら、学校現場の意思確認をとるのは困難」と現場が混乱する様子もわかりました。しかもこの「キャンセル受付申込書」については、東京都は都民に対して「不開示」という立場を変えていません。

小池都政が掲げた一丁目一番地である「情報公開」はどこへいったのか、隠ぺい体質極まれりです。

 

(五輪観戦・子ども動員中止を求める要請行動の様子はこちら)

 

子ども動員中止相次ぐ

目黒区・文京区で中止の決断

 

 子どもたちの命を守れ!と五輪観戦について各自治体で市民、そしてわたしたち党関係者の要請が広がっています。

目黒区は22日、東京五輪・パラリンピックへの学校連携観戦事業への参加の中止を決めました。

 

 目黒区は中止の理由として「東京都教育委員会が指定する公共交通機関の利用による観戦は、新型コロナウィルス感染症や熱中症の不安がぬぐえないことから、幼児・児童・生徒の安全・安心を第一に考え中止する」と説明しています。

 

 日本共産党の目黒区議団は五輪中止とともに、観戦動員が、区立小中学校の約1万2000人、区立幼稚園・子ども園、保育園の約200人が対象になること、教員・保護者から反対の声が上がっていることを示し、区に対して観戦中止を要請してきました。

 

 わたしたち墨田地区委員会、そして墨田区議団としても、改めて学校連携観戦の中止を求めて要請します。

 みなさん、子どもたちの命を守るためにも、誤った判断をしている国、東京都に対して声をあげましょう!

 

 

 


 

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