もうちょっとボクシングの話を続けてみましょう。
 ボクシング世界チャンピオンが総合格闘技へ電撃参戦,というと,ボクシング好きな人は「またかよ,どうせマイナーな団体のチャンピオンだろうが。」と反応するのが一般的でした。

 しかし,先日のWBCチャンピオン「徳山昌守」の総合格闘技参戦のニュース(結局,無しにはなりましたけど)はちょっと衝撃でしたね。ナンバーワン団体のチャンピオンの参戦ですから。

 今までよく耳にしたボクシングチャンピオンの他の格闘技への転向話は,というと

 マイク・ベルナルド(K-1)→ WBF
 フランソワ・ボタ(K-1)→ IBF
 西島洋介(PRIDE)→ WBF

 となります。文句の付けようがない「WBA」や「WBC」のチャンピオンではないわけですね。
 ちなみに,ベルナルドのボクサー時代の団体(WBF)をインターネットで調べていると,面白い箇所に行き当たりました。

 (ベルナルドのボクシング戦歴)
・ 1993年2月 デリス・ムセムワに3RKO勝ちでプロデビュー。
・ 1993年4月 アントン・ネルに1RTKO負け。
・ 2000年5月 ダニエル・ジェリングと空位のWBF世界ヘビー級王座決定戦を争い、6RTKO勝ちをし、WBF世界ヘビー級タイトルを獲得。ジェリングのWBF世界ヘビー級王座決定戦時の戦績が1勝5敗であることが発覚し、物議を醸す。
・ 2001年6月 ピーター・マクニーリーに1RTKOで同王座初防衛。

2000年5月のジェリングの戦歴ですが,1勝5敗ですか・・・・まあ,この段階で,大した団体ではないことが分かると思います,はい。