彼女は大変魅力的であった。
しかし、それは男を骨抜きにするまでのものであろうか。
チャームの魔法をかけられた憐れ二人は、生涯、彼女の影を心の片隅に見るのである。
人の恋路の邪魔する奴は、馬に蹴られて死ねばよい。
他所の色恋に耳をそばだてる前に、自らの恋愛観について再考することが急がれるか。
そもそもこの頃においては、女性への興味や関心が薄れてきている気がしてならない。
加えて、薄れていることにさえ危機感を覚えないことが問題であるのかもしれない。
ニートであることがそうさせるのか。
あるいは、この数少ない友人に恵まれ過ぎているのか。
私の心に住まう鳥を模したガラス細工は、いずれ訪れる周りでの結婚ラッシュや出産ラッシュに耐えられるだけの守備力を備えているであろうか。
そもそも、彼女を作る理由なぞ、生涯の伴侶を見定めること以外に思い当たるものはエロスしかない。エロスで男は動くのだ。
今の私にはエロスパワーが欠けているのか。
そうとは考えられないと思う節を最近自身に垣間見ている気もするが………。
結婚願望無し
まず彼女無し
職無し金無し
加えて友無し
負の連鎖スパイラル堂々巡りの輪廻から解き放たれる日は訪れるのであろうか。
