10月21日・22日 晴れ


20日は大阪出張だった。

夏休みをとっていないので、これにくっつけて休暇をとった。

たった二日だが、今はこれが精一杯(>_<)


今回のテーマは、瀬戸内海クルーズだ。

以前、あるクルーズ好きの人に、初心者はまず瀬戸内海クルーズをしなさいと言われたことがあった。

瀬戸内は静かで波がなく、大小何百もの島々の景観が世界の名所クルーズに匹敵する素晴らしさだという。

いつかは世界一周クルーズと夢見る第一歩となるかどうかは別として、一度体験したかったのだ。


調べてみると、昼間に瀬戸内海を航行するフェリーは意外と少ない。

距離が短いのは、オレンジフェリーが運航する大阪・新居浜間だけだ。

しかし大阪を昼に出るならちょうどいい。

というわけで、21日、12時40分、オレンジフェリーで大阪南港(なんこう)を出航した。


オレンジフェリー1
乗り込み口から煙突を見上げる。


オレンジフェリー2
いちばん上の甲板から前方を見て。


オレンジフェリー3

出航直後。こちらは後ろ側で、これから180度回転して航海に。

1万トンのけっこう大きい船である。

せっかくなので、もっとも高い二部屋しかない特別室一人15700円也に乗った。

ホテルならスイートルームで、とにかく広い。

写真のように、窓つきでバスまであるのだ。


オレンジフェリー4


しかし豪華客船というわけではなく、観光クルーズ船ですらない。

金持ちマダムが高そうな犬をデッキで散歩させるなんて景色はもちろん皆無。

むしろほとんど客がいなくてがらんとしているので、この船はいつまで定期で運行できるのか不安にすらなる。


客の多くは、長距離トラックごと乗船した運転手など、仕事関係で、観光客らしき姿は他に二組程度。

レストランもあるけれど、もちろんショーもなければ豪華なビュッフェもない。

瀬戸内の魚を焼いた料理もあったが、たいていは社員食堂クラスだ。

もう少し観光向けに考えればいいのにと思う。

昼間の瀬戸内の景観は素晴らしく、甲板に出て島々を眺めると飽きるということがないからだ。

島には河川のように名前が書いてある看板があるわけではないから、何だかわからないだろうが、下の写真は小豆島。


オレンジフェリー5


午後に明石大橋をくぐり、夕方には瀬戸大橋の下に。

いちばん下のシュールに見える写真は、瀬戸大橋の下をくぐったあとの、橋梁の下部と船の煙突の図である。

写真では伝えられないほどダイナミックで、17時40分という日暮れ時の雰囲気に感動させられた。


オレンジフェリー6


オレンジフェリー7

オレンジフェリー8

7時間以上の旅だったが、暗くなっても部屋の中が静かで過ごし易く、窓から広い海面に浮かぶ灯りなどを眺めながらくつろぐのは、もう本当に最高のぜいたくだ。

あっという間の時間だった。

豪華クルーズには程遠いが、これは癖になるな。

次回は自転車で乗り込もうと決意する。


新居浜着は20時ちょうど。

新居浜から予讃本線で80分ほどの旅をして高松へ。

駅前のホテルに投宿した。


22日。

7時半に起きて、市内へ行く。

もろちん讃岐うどん巡りである。

巡りといっても二軒だけ。

製麺所に併設されている店は、たぶん東京にはないので、市内中心部の製麺所タイプ二軒に行くことにしたのだ。

松下製麺所と丸山製麺所である。


店に入り、うどんの玉数を言い、必要なら卵などトッピングを注文する。

ぶっかけはそのまま、熱いうどんにするなら、自分で湯にくぐらせて、めんつゆをかけて食べる。

一玉なら一杯200円しない。

松下製麺所のは美味かった。


讃岐うどん巡りには大勢のマニアがいるが、自転車旅の目的にもなるそうだ。

今度はちゃんと自転車で来て、もっと地方の伝説のうどん(杉山製麺所など)に行くと決意する。


10時過ぎ、船で直島に渡る。

ベネッセが安藤忠雄と組んで、ここに現代美術館と宿泊滞在施設を作った。

昨年出た結婚式2組で偶然、新郎新婦が恋人時代に直島を旅行した写真が披露されたのを見た。

それがきっかけなった。

でも時間がないので駆け足。

地中美術館を見て、テラスハウスのレストランでランチだけである。

ここも自転車で渡ればどれだけ楽しいかと思い、次回は自転車でと、ここでも決意する。


午後に島を出て、岡山着。

名古屋で両親を訪ねて夕食をとり、短い旅は終わった。

世界一周クルーズの旅より、船を使った超長距離自転車旅のほうが楽しそうだと、目下、長期計画を練り直し中だ。