7月27日。猛暑。
新日本フィル定期の2006-2007シーズンの最終回。
土日も仕事が絶えなかったり、体調を崩したり、夏の暑さに嫌気がさしたり。
そんな根性なしな理由からクロスバイクにしばらく乗っていない。
休日出勤したとき、近所に焼肉を食べに行ったときくらいだ。
平日は完全に仕事と呑み会で埋まる。
0時前に帰宅できることは、まずない。
オーケストラの定期会員になり、1年間コンサートに行くスケジュールを入れてしまう。
それは、仕事と呑み会に埋まる日常へのささやかな抵抗だ。
新日本フィルにした理由は、クリスチャン・アルミンクという若い音楽監督が気に入っていること。
「のだめカンタービレ」の千秋のモデルか?なんて具合の長身イケメン。
昔の新日本フィルは、たまに小澤征爾が来て客演しているオケ、くらいの認識だった。
が、これもずいぶん前、マルタ・アルゲリッチが仲間とオケで演奏する企画コンサート。
オケが新日本フィルでアルミンクが指揮をしたのだ。
その演奏が真面目で前向きな、ひじょうにいい印象だったのが、きっかけ。
新日本フィルの本拠は、すみだトリフォニーホールだ。
錦糸町にある。
それまで錦糸町に用事で降りたことはなかったと思う。
温かい感じのホールで、サントリーホールのように、いいけどエリート臭、みたいなものがない。
自前の本拠地を持つのは、在京オケでは、たしかNHK交響楽団と新日本しかないと思う。
自前だからしょっちゅう公演ができる。
フルオーケストラだけでなく、オケのメンバーが室内楽のセッションを頻繁にしている。
そういった日常が、新日本の向上につながっているのかもしれない。
昨年9月のシーズン初回は、「ローエングリン」の演奏会形式。
これは素晴らしい出来だった。
定期公演では滅多にお目にかかれないスタンディング・オベーションになった。
シーズン最後のプログラムは、ギリシアの作曲家の新作と、エルガーのチェロ協奏曲。
休憩後にベートーヴェンの交響曲4番。
チェリストは、ソル・ガベッタという26歳のアルゼンチン出身の美貌アーチストだった。
さて。
いつもぎりぎりに着いてあたふたと客席につくのだが、この日は奇跡的に仕事が片付いた。
開演45分も前に着いたのと暑いのとで、錦糸町駅中にある「つばめグリル」へ。
ビールとハンブルグ(ハンバーグ)で至福の時間をすごした。
本当はいつもこうありたい。
しかしプログラム冒頭の現代音楽で睡魔と戦うハメになってもしまった。
