2018年チャゲアス10大ニュース 後編 | ただひたすらCHAGE and ASKA

2018年チャゲアス10大ニュース 後編

 Chageさんは、いよいよ12月19日からクリスマスディーナーショーですね。
 ASKAさんも、シンフォニックツアーが佳境に入ってきています。

 でも、個人的には12月~2月は、ちょっとした風邪で喉を痛めかねないので、ライブを控えてほしいんですよね。喉の調子を心配しているファンも多いですし。
 今後は、できれば春~秋のライブ活動中心でお願いしたいところです。
 理想は、夏男TUBEの活動サイクルですね。
 ライブは、体力を使いますからスポーツみたいなものです。きっとプロ野球選手みたいな活動サイクルが理想なんですよ。

 それでは、先週に引き続き、今週は、チャゲアス10大ニュース後編です。


⑥Chageライブツアー『Chage Live Tour 2018 ◆CRIMSON◆』開催

 8月から9月にかけて開催となったChageさんのライブツアーは、還暦だけあって真紅を意味する『CRIMSON』がタイトルとなりました。これは、もちろんチャゲアス時代の名曲「CRIMSON」とも重ねています。

 Chageさんは、あまり「還暦」という言葉を使いたがらず、メディアのインタビューでは「クリムゾンイヤー」という言葉を使っていました。そちらの方が若々しく情熱的な印象があって、アーティストとしてのセンスを感じますね。

 その名のとおり、Chageさんの『CRIMSON』は、還暦のイメージを変えるほどエネルギッシュなステージを見せるというのがテーマだったような気がします。

 そして、ライブツアー前から話題になっていたのは、長年にわたってChageさんの喉にひっかかっていたという「小骨」です。
 その「小骨」の正体は、ライブの中で明かされています。

 「小骨」とは、Chageソロデビューツアー『Feeling Place』の終幕後にファンから自然発生的に起こった「トウキョータワー」大合唱に、Chageさんが参加できなかった心残りであった、と。

 そんな想い入れがある今回のツアーでは、ラストの「トウキョータワー」大合唱が最大の見どころです。

 セットリストは、こちら。

1.GIVE&TAKE
2.CRIMSON
3.天使がくれたハンマー
4.アイシテル
5.まわせ大きな地球儀
6.TOKYO MOON
7.月が言い訳をしてる 
8.waltz
9.Viva! Happy Birthday
10.もうひとつのLOVE SONG
11.ふたりの愛ランド
12.東京doll
13.赤いベッド
14.equal
15.たった一度の人生ならば
16.終章(エピローグ)
アンコール
17.[7]
18.WINDY ROAD
19.トウキョータワー

 このライブツアーは、デビューツアー『Feeling Place』のセットリストが軸にもなっています。
 比較をされるのも承知で組んだセットリスト。
 その心は、ソロ活動が20年に達し、しっかりと準備し、数々のライブ空間を作り上げて、観客との距離感も縮まった現在のChageさんを見せるためでしょうか。

 チャゲアス、MULTI MAX、Chageソロの名曲を揃えたセットリストにより、名実ともにベストセレクションライブとなりました。
 11月28日にはライブ映像作品が発売となり、話題を呼んでいます。

 

 


⑦Chageソロデビュー20周年 & CRIMSON YEAR 記念イベント『ちゃんと祝ってくれるかな ?』開催

 2018年で最も印象に残ったイベントと言えば、Chageさんが9月15日に開催した『ちゃんと祝ってくれるかな ?』でしょう。
 何と言っても、Chageさんに加えてゲストが根本要さんとKANさん。
 豪華なうえに、トークも達者な3人が揃ったら、面白くないはずがありません。

 最も盛り上がったのは、やはり3人のトークシーンだそうで。

Chageさん「万が一のときのために、準備したから」
Chageさんが今年入院した要さんいじりで、点滴を引っ張り出してくる。
要さん「おい、これ随分黄色いけど、小便じゃねえの?」
KANさん「お茶じゃないですか?」

 KANさん……、チャゲアスをまとめていじるのは反則です。
 コスプレシンガーソングライターでもあるKANさんは、この他にも、Chageさんに扮したり、ASKAさんに扮したり、大活躍だったそうです。
 KANさんは、ライブでファンを盛り上げるのが上手い生粋のエンターテイナーですね。

 ちなみに、この記念イベントのセットリストはこちら。

1.GIVE&TAKE
2.CRIMSON
3.まわせ大きな地球儀
4.TOKYO MOON
5.月が言い訳をしてる 
6.デェラ・シエラ・ム(Chage、根本要、KAN)
7.もうひとつのLOVE SONG(Chage、根本要)
8.アイシテル(Chage、KAN)
9.今夜だけきっと(根本要、Chage、KAN)
10.愛は勝つ(KAN、Chage、根本要)
11.Viva!Happy Birthday!
12.ふたりの愛ランド
13.東京Doll
14.赤いベッド
15.equal
16.たった一度の人生ならば
17.終章(エピローグ)
アンコール
18.YAH YAH YAH(Chage、根本要、KAN)
19.WINDY ROAD
20.トウキョータワー

 『CRIMSON』ツアーの楽曲をベースにしながら3人のそれぞれの楽曲や「デェラ・シエラ・ム」をコラボするスペシャルな内容でした。


⑧ASKAベストアルバム『Made in ASKA』発売

 『Made in ASKA』は、ASKAさんが小田和正さんのベストアルバム『自己ベスト』に対抗してネーミングしたという自選ベストアルバムです。
 ファン(Fellows)が選曲したベストアルバム『We are the Fellows』の13曲と被らないようになっています。

01. MIDNIGHT 2 CALL 
02. Love is alive
03. I’m busy
04. you & me
05. はるかな国から
06. ID
07. ONE
08. Now
09. In My Circle
10. 心に花の咲く方へ
11. UNI-VERSE
12. いろんな人が歌ってきたように
13. FUKUOKA
14. cry
15. メリーゴーランド

 

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 1曲目から13曲目が本編扱いと言っていいでしょう。並び順は、楽曲の発売日順です。
 14曲目の「cry」は、ASKAさんバージョンとしては初のCD収録、15曲目の「メリーゴーランド」は、新曲です。いずれもアンコールのような使われ方です。
 このアルバムの曲順を見ると、ASKAさんは、きっちり構成を考えて、楽曲を選択しているように思えます。

 注目は、何と言っても「cry」ですね。
 私は、ライブツアー『My Game is ASKA』の「cry」に衝撃を受けて、それ以来、ずっと「cry」のアルバム収録を望んでいました。

 人気曲投票のとき、「cry」は候補に入ってなかったのですが、押す声が多かったようです。
 どうして、ここまで「cry」が圧倒的な人気を誇っているのかと言えば、やはりメロディーが1回聴いただけで心に残るからでしょう。
 19、20歳あたりの純情な女性の失恋した心情を描いた楽曲なのに、ASKAさんが歌ってしっくりはまる、という不思議な楽曲です。


⑨ASKAシンフォニックコンサートツアー『THE PRIDE』開催

 9月に執行猶予期間が終了し、何の制限もない自由の身となったASKAさんは、満を持して11月5日からシンフォニンクコンサートツアー『THE PRIDE』を開催しました。
 しかも、初日から日本を代表する東京フィルハーモニー交響楽団との共演、そして、大規模会場の東京国際フォーラムでのコンサート。
 執行猶予明けのコンサートとしては、史上最大規模でしょう。

 執行猶予期間中にアルバム2枚を制作して発売し、流通経路が限られる中でヒットさせ、YouTubeや配信発売、ブログで新たなファンを獲得しての復活コンサート。
 しっかりと土台を作ってからの復活コンサートだけに、その完成度は、もはや疑いようがありません。

 セットリストは、まだ公演が残っているだけに、公開はできませんが、代表曲から今年の新曲までが並ぶ圧巻の構成となっています。

 11月5日には、一斉にメディアがASKAさんの復活ライブ初日を報じました。
 下世話なメディアは、ASKAさん登場時の「お待たせ~。どんだけ~。まぼろし~」というギャグを報じました。
 真面目なメディアは、ASKAさん退場時の「待っていてくれて、どうもありがとう。本当にありがとう」という感謝の言葉を報じました。

 このライブに先駆けて公開された2008年のシンフォニックコンサートツアー版「月が近づけば少しはましだろう」は、神がかっている、と世間で話題を呼びました。




⑩再発売ラッシュ CHAGE『大いに唄う in 武道館』Blu-ray発売、ASKA『SCENE』『SCENE2』リミックス盤発売

 今年、10月以降に発売ラッシュ、メディアでのチャゲアス解禁に沸いたのは、まぎれもなく9月下旬にASKAさんの執行猶予期間が終わったからです。

 9月まではテレビも、ラジオも、有線も、なかなかチャゲアス、ASKAソロの楽曲をかけてくれませんでした。
 法的には何の制限もなく、チャゲアスやASKAソロの音源を流しても問題はないのですが、コンプライアンスの名を借りた自主規制が過剰なほど働いていましたね。
 この国では、一旦犯罪を犯すと、寄ってたかって更生を阻もうとする。この4年間つくづく実感させられました。

 それでも、執行猶予期間が終われば、それまでが嘘のように、突然メディアで堰を切ったかのように、チャゲアスやASKAソロが流れるようになりました。

 そこにはやはり、ASKAさんが2016年12月24日の「FUKUOKA」公開から2枚のニューアルバム発売、配信シングル6か月連続リリースなど、しっかりと音楽活動を軌道に乗せてきた努力の賜物でしょう。

 過去の作品も、バージョンアップして再発売となったのが、嬉しかったです。
 ASKAさんも飛び入りで参加したCHAGEの伝説のライブ『大いに唄う in 武道館』は、VHS時代の12曲収録から、Blu-rayとなって全21曲収録となりました。



 さらには、ASKAさんのソロアルバム『SCENE』『SCENE2』がリミックス盤として発売となり、最高の音質にパワーアップしています。
 『SCENE』には、ボーナストラックとして「大人じゃなくていい」がCD初収録となったので、買わずにいられませんでした。

 

 


 

 

 

 

こうして1年を振り返ってみると、お2人の活動は、とても充実していましたね。ファンとしても、満足度が高い1年でした。