タイトルはウォークマンを見て探したSMAPの【best friend】からお借りしました。
何名か性別変えてます。
西畑 大子・・・世界有数の資産家・西畑財閥の娘。美人でスタイル抜群。文武両道。陰キャなため、自慢が嫌い。夕虹高校2年。次期生徒会長候補。
高橋 恭子・・・運動神経抜群。勉強は苦手。スケバンだが、実は優しい。夕虹高校の隣の駅の北斗星高校2年。武道の有段者で、不良たちから恐れられている。
永瀬 廉・・・恭子の従兄。恭子を通じて大子と出会う。
1・大子と恭子
夏休みを数日に控えたある日。
恭子は、学校の帰りに塊を見付けた。
恭💭「チッ( ¬_¬ )チッ カツアゲとかオヤジ狩りとかガキかよ😮💨💢」
「あの、やめてください・・・」
見ないフリして通り過ぎようとした時、聞こえてきたのは、女性の弱々しい声だった。
思わず振り返ると、隣の駅の夕虹高校の制服が見える。
小柄で、ボブカットの彼女は、泣きそうである。
泣かまいとしているのは、強がりかそれとも男たちに触られたくないからか。
なるべく関わりたくは無いが、恭子は正義感と自分の後悔したくない想いと、彼女に惹かれたのとで、最大の低めの声を出しながら近付いた。
恭「おい、うちのダチになんか用❓」
「えっ・・・❓」
「き、恭子さん!?」
絡まれてる彼女のキョトンとした声と、男たちのビクついた声は同時だった。
恭「【大子に囁く】口裏合わせてな! ごめん!遅れた!」
次期生徒会長候補で文武両道な彼女は、助けられてるのだと理解し、怒ったフリをした。
「もぉ〜また❓いつも言ってるでしょ❓遅刻しないでねって」
恭「ゴメンって🙇♀️ 映画代とドリンク代🥤奢るから!」
「じゃあポップコーン🍿も」
恭「はい」
恭子は話しながら、女子高生の手を引き、男たちの輪から離れ、映画に遅れる感を出しながら走り出す。
鮮やかすぎる救出劇と、不良界トップの恭子の登場に、絡んでいた男たちは、ポカンとしたまま離れていく2人を見ていた。
ショッピングモールの入口まで走ると、恭子はやっと足を止めた。
恭「息きれてない❓」
「ありがとうございます😊」
「まだ走れますよ。私、陸上部なんです」
恭「フッ。そりゃ安心やわ😊😌」
「あの、なにかお礼をしたいです」
恭「そんなんええよ👍🥰」
「でも・・・」
恭「どーしても、て言うんやったら、うちと友達なろーや」
恭子が笑顔で言うと、不安そうだった彼女は、にっこり笑った☺️
「私でよければ❣️」
「西畑 大子、夕虹高校2年です」
恭「うちは、高橋 恭子、北斗星高校2年。勉強は苦手やけど、運動は好きで、バスケ部入ってる🏀」
その場でLINEを交換し、LINEのアイコンが【ガリ】【カレー🍛】と言うことで好物をお互いに知った。
恭「ちょっとしゃべらん❓ 大ちゅんのこと教えてよ❓🐦」
大「だ、大ちゅん❓」
恭「西畑さんの呼び方。あれ❓アカン❓」
大子は、首を思い切り左右に振った。
大「いつも、苗字か【大ちゃん】か【大子ちゃん】って呼ばれるから新鮮で驚いただけ✨ よろしくね、恭ちゃん」
ショッピングモール内のカフェに入り、話すことにした。
恭「違ったらごめん❓ 大ちゅんって【西畑財閥】の❓」
大「一応」
恭「一応❓」
大「だって、お父さんや親がすごいだけで、私は普通の高校生だから」
恭💭「自慢しないの、高感度たかいやん🎶💜」
恭「自慢やないの❓」
大「基本的に自慢するの好きじゃないの。それに、陰キャだから」
恭「へ〜😲」
恭「可愛い❣️大ちゅん、好きや💜🎶」
大「え❓ か、可愛くないよぉ💦 でも、可愛いって、言われると嬉しい♥️ それが恭ちゃんに言われるともっと嬉しい🤭☺️」
話は盛り上がり、1時間ほど話して、恭子は「また絡まれたら困るから」と大子を送ることにした。
西畑家🏠
大「ありがとう😊上がる❓」
恭「辞めとくわ。大ちゅんのイメージにうちは合わなすぎるから」
大「・・・私のイメージって・・・」
大子は、寂しそうな顔をしたが、恭子は、大子をギュッと抱き締めて頭をポンポンと撫でると、手を振って帰って行った。
大「ただいま」
「大ちゃん、あの不良っぽい子はどなた❓」
大「・・・私が絡まれてるのを助けてくれた人よ。恩人よ!」
「・・・不良は世間体に良くないから・・・」
大「・・・お父さんはいつもそうだね。私より世間体が大事なのよ!」
大子父は、娘がここまで怒ったのを初めて見た。
大子は、たった今送ってもらった家を飛び出し、恭子に連絡した。
続く・・・かも💦❓