俺は、ヒナ姉と楽しそうに笑う森野さんに惹かれた。
だけど、俺はアニメオタクだし、官能的なマンガも描くくせに、女性とデートのデの字も未経験ないわゆる童貞。
森野さんは、俺が描いてきたどの女の子よりも美人で魅力的だ。
あの笑顔を俺だけに向けてほしいと思う。
俊「あの・・・・・・森野さん」
玉「何ですか?」
俊「良ければ、マンガのモデルになってもらえませんか?」
玉「なぜ、私なの?ヒナ姉は従姉なのでしょう?」
俊「はい。ですが、お恥ずかしながら、貴女に惹かれてしまいました。もちろん、こんなマンガオタクなキモいヤツに好かれて迷惑なのはわかってます!」
俊「だから・・・・・・自己満足のために、モデルになってもらえませんか?」
俊「モデルになっていただけたら、後は貴女が望むままに致します。」
玉「え・・・・・・?」
俊「例えば、そうですね、消えろ。と言うなら、この店には来ませんし、どこか地方にでも引っ越します。死ね、と言うなら、命は惜しいですが、死にます」
俺が言ったのは、本気だ。
人生初の愛しい人の望みは叶えたい。
例え、それで人生を終わらせることになろうとも。
玉「・・・・・・玉美」
俊「えっ?」
玉「玉美。って呼ぶならモデルになってあげてもいいわよ!特別だからね!( 〃▽〃)」
玉「それと❗️アンタ・・・・・・俊くんと友達になってあげるから、寿命が来るまで生きなさい!」
俊「!!!はい!」
安田章大の場合
俺が好きなのは、エメラルドのシェフの尾本さん。
章「尾本さん、友だちになってもらえませんか?」
横「・・・・・・私で良ければ」
章「次の定休日、遊びに行きませんか?」
尾本さんは、チラリと緑川さんを見た。
横「その日は、丸山さんが料理を習いに来るんです。丸山さんが倉子さんを襲わないように監視する日なんです。定休日はだから、空いてなくて・・・・・・」
そっか・・・・・・と落ち込もうとしたとき、森野さんが口を開いた。
玉「私と俊くんで見ておくわ。横子さんにはいつもムリ言ってるから、たまには頼って」
俊「玉美さんが言うなら。ここで仕事させていただこうかな。僕たちもデート出来るし?」
玉「ちょ、調子に乗らないでよね////デートじゃないわよ!丸山さんに怪しまれないためだからね!」
宏「玉美、ツンデレね😁🤭」
そんなんじゃないわよ!
なんて言いながらも、白い頬は、赤みを指している。
森野さんは、肌が白いから、照れると分かりやすいみたいだ。
横「・・・・・・倉子さん・・・・・・」
倉「良いわよ。行ってらっしゃい((🙋 実はね、丸山さんのこと、少し気になってるの。だから、監視とかなくても良かったくらいなの/////」
緑川さんは、ハニカミながら教えてくれた。
俊「じゃあ、俺たちもランチデートへ・・・・・・」
玉「行かないわよ!まだ友だちだし。それに倉さんの料理が食べたいから!」
なんだかんだ、宮田さんと森野さんも上手く行きそうだ・・・・・・。
次の定休日、来週の火曜日は、尾本さんとデート出来ることになった😃✌️
続