書籍「影響力の武器
」からもう一つ紹介した「社会的証明の原理」とは、私たちは物事が正しい
かどうかを判断するときに、他人が何を正しい
と判断しているかに基づいて判断する、というものです。普通に考えて、他の人がみんなやっているようなこと
をやれば大抵は間違いなさそう、というのは、まあ、理解できるところですよね
ただ、いくつか問題
があるわけで、その中の一つに、その証拠が偽物であっても自動的に反応してしまう、ということがあります。例えば、収録したTV
のお笑い番組
に偽物
の笑い声をかぶせてある
ことがあり、特にアメリカものは結構わざとらしく(笑)かぶせてあるので偽物
であることがバレバレだったりするのですが、それでも私たちはその声
に自動的に反応してその番組を面白い
と思ってしまうというのです。
また、もう一つの問題は、自分が「社会的証明の原理」を必要として周りをキョロキョロ見回している
ときは、大抵周りの人たち
も同じように周りの様子をうかがっている、ということです。具体的な例でいうと、街中で助けを求めている
人に、たくさんの傍観者が誰ひとり助けない
、という場合です。
アメリカ
でも日本
でも(おそらくは他の国でも)同様の事例があり、マスコミ
の報道では「都会の冷たさ」「無関心
」などとして語られるのですが、社会学者の実験
によると「社会的証明の原理」が働いているのでないかと推論されています。
ダーリーとラダネはいくつかの実験
を行いました。実験
の中で、てんかんの発作を起こしたように見せかけた学生
は目撃者が1人
だけの場合は85%援助を受けたのですが、5人の人が居合わせた場合は31%しか援助を受けませんでした。1人
しかいなければほとんどの人は助けるのですから都会
の人が特別に冷たい、というわけでもなさそうですよね。
これらの問題に対して自分でできる対応策には、最初の問題にはまず自分で気づく
こと、自分が何か事件
に巻き込まれたときは誰か
を特定して助けを呼べばよい、と「影響力の武器
」のロバート・B・チャルディーニは説いています。
逆に、一度「みんな
がやっている」状態を作り上げてしまえば、後は自動操縦
で広げていくことが可能、ということですね。この「人生の道具箱」も「みんな
が見ている
」状態にしたいものです![]()
に敬意を表し、このルールがもともと持っていた意義に立ち返りたいと思います。

ことができることに気づくことでしょう。
他人に何かを与えていくことが自分の損失になる可能性は、実はかなり低いのです
という人も多いのではないでしょうか。
がありそうです。