こんにちは。
最近、思いもよらぬ熱が続き、PCに向かうことすらあまり気が進まずにいました。
が、もう大丈夫です。![]()
今回からアスリートの方々に対し、今までのトレーニングに少し疑問を持っていただきたいと思い
「トレーニングの考え方」について
これから書かせていただきます。
まず、アスリートやトレーナーの方々がトレーニング(特に体幹系?について)についてよく
「僕(彼)は左に比べて、右が弱いから!右を重点的に行っています!」
みたいなことをおっしゃっているのを耳にします。
確かに、右と左にベースとなる筋力の差がありすぎると、それによる弊害というものは起きてくると思いますし、弱い方を鍛えるということは決して間違いではないと思います。
しかし、弱い方を例え1年かけてひたすら鍛え続けても、その差が縮まることはあっても、なくなることはないと思います。
ここにあるトレーニングの考え方は
右と左を同じ機能としてとらえ、右と左の差を無くす
というものです。
しかし、よく考えてみましょう。
私たちは、経験的・感覚的にも「右と左は違うモノだ」ということを知っているはずです。
まず、身体の構造からして違いますよね。
見た目は同じように見えても、よく見ると右と左は対称ではない。肝臓だって右にしかないし、心臓だって真ん中にはない。腎臓だって左右の位置が違うし…
脳だって、左脳と右脳で持っている機能が違う。
手だって、支えることが得意な手と、何かの操作が得意な手がある。(足も)
体を作っているタンパク質や遺伝子だって、左右対称じゃない。
(左回りって法則性があるみたいですね。これについてはいずれ)
我々の生活だって、右と左は違う。
陸上のトラックが左回りにできていて、これが右回りで走るとタイムが下がるというのは有名な話です。
スーパーの売り場も、実は入口から左回りにあるところが多いという。
我々の歴史的文化の中にも、右と左は対称にできていない。(左大臣、右大臣)
自然界でも、真ん中で二等分すると正確な左右対称に作られているものは存在しない。(植物、動物、地形…)
もちろん、スポーツの動きの中でも特殊な競技を除いて
右と左は動きが違う。
例えば、テニスや野球なんてわかりやすいでしょう。
テニスでラケットを右に持ち、フォアハンドで球を打つとします。
その時の左手は?
打つ右手と同じ方向に左手を動かしている人はいないですよね。
必ず、反対方向に左手は移動しているはずです。
一見意味のないような反対側への動きも、身体に働く物理的な力の観点からしても、神経学的観点からしても、意味があるのです。(詳しくは省略します)
もちろん、バスケやサッカーその他競技も一緒です。
どうやら、動きには右と左で役割があるようです。
話を戻します。
トレーニングにおいて、
右と左の差を無くす目的のトレーニングだけでいいのでしょうか?
右くんと左くんという双子がいるとします。
彼ら二人の間の違いを無くすような教育をするよりも
それぞれの個性を伸ばし、彼ら二人がもっと仲良くできるような教育をしてあげる方がいいと思いませんか?
つまり、例え筋力に左右差があっても、その差をなくすトレーニングではなく
右側と左側の動きの役割を理解し、右と左の機能が協調して使えるようにすることのほうが大切なのではないでしょうか?
これは、実際のトレーニングや練習の中で
動きを通して右と左の違いを感じ、右と左のつながりを感じるということが必要になってきます。
決して、どちらか片方が弱いからといって
固めるような体幹トレーニングだったり、力いっぱい筋肉が疲労するようなウェイトトレーニングをしていては、得られない世界です。
右と左は違う。
※ただし!
右と左の動きが違うということが、その運動の強度や時間軸(長い時間で見ると)それが身体に障害として出現したりします。
そのため、我々がみて治療する場合はその左右差を埋めることも必要なんです。
少しは、今までのトレーニングに疑問を持っていただけたでしょうか?
実は、動きや身体の使い方の中で、右と左が違うということは少しずつ言われてきています。
面白いですね![]()
次回は、トレーニングといえば!
良くやるベンチプレスなどの両側のウェイトトレーニングについて、自分の競技において疑問を持っていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

