飛ぶ教室(2003) | m*m

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Love Films

DAS FLIEGENDE KLASSENZIMMER

監督:トミー・ヴィガント

出演:ウルリッヒ・ノエテン、セバスチャン・コッホ、アーニャ・クリング、ピート・クロッケ

ハウケ・ディーカンフ、テレザ・フィルスマイアー、フィリップ・ペータース=アーノルズ
フレデリック・ラウ、ハンス・ブロイヒ・ヴトケ、フランソワ・グースケ
 
あらすじ
ドイツ・ライプチヒ。
6回も転校を繰り返した末、
少年合唱団で有名な聖トーマス校の寄宿舎にやって来た少年ヨナタン。
不安な気持ちいっぱいの彼を、指揮者のベク“正義”先生は優しく迎える。
マルティン、ウリー、ゼバスティアン、マッツといった個性豊かな4人のルームメイトとも
意気投合、すぐに仲良くなる。
そんな彼らはある日、秘密の隠れ家の中で題名が“飛ぶ教室”という古い芝居の台本を発見する。
 
これまた久しぶりに観ました。
原作は点子ちゃんとアントンのエーリヒ・ケストナーです。
とにかく「優しい」世界です。
最初は、イラッてすることあるんですが(通学生と寄宿生の敵対)
それでも最後にはハッピーエンドですからね!
私が子供の頃、こんなふうに友達と記憶ある過ごし方ってほぼないです笑。
だから、これを観て、忘れらない冒険みたいな、子供の頃にしか経験できない記憶が
ある人はいいなあ、て羨ましいです。
冒頭に、ケストナーの言葉があります。
大人は子供時代のことを忘れる。って。
時に子供はひどく悲しく不幸になることを忘れてはいけない。と。
感情が豊かだからこそ、かもしれません。
大人になってからの経験より、子供の頃の経験の方がはるかに衝撃が大きかったりします。
子供の頃の記憶、あの時に夢描いたもの。
それは忘れずにいたかったです。今思い出そうとしてもわからないわw残念。
 
ストーリーはとにかく、わちゃわちゃw
次から次へと問題が起こるんですわ。
それでも、先生が優しいのは自分に悔しい経験があるから。
こんな先生素晴らしすぎませんか!!
もちろん、全てを許す、わけではなく、罰もあたえますけどね。
秘密基地があるっていうのも、なんか男の子!!!がワクワクする設定ですよね。
そこに現れるボブもめちゃいい人ですわ。
わちゃわちゃ、問題がいっぱいあるけど、最後はめっちゃまるくおさまって
大ハッピーエンド。
本当、本当、幸せな気分になれる映画です。
 
子供時代に経験できないことっていっぱいある。
大人になって経験しても、つまらないけど、子供が経験すると
それひとつで、きゃあきゃあ!言ったりして。
私の仕事場の近くに、保育園ができて。
子供たちがとにかくきゃあきゃあ!言って遊んでいるんです。
楽しそうだなあ、ってその声を聞くとなんかこっちも幸せになったりします。
子供時代の記憶ってやっぱり大切ですね。