ゴン助とのこと 6  喜びの車椅子 | 現役の動物看護師が開くペットサロン♪ Dogs☆Napper

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動物病気で勤務しながら、自宅サロンではスキンケアを重視したトリミングをしています。
獣医師と連携しながら、安心安全なトリミングをしています。



体調も落ち着き、我が家にもだんだん馴染みはじめていた。


そろそろ散歩させてあげたいな・・・


天気のいい日は庭でひなたぼっこするのが日課。

でもそれだけではかわいそうだと思っていた。


車椅子、作ろうか。


前々から頭にはあったけど、飼い始めてから次々と病気がみつかり車椅子は後回しになっていた。


そろそろ・・・と考えていたある日。旦那さんのお母さんの知り合いが、ペット用車椅子の製作をしている方を

紹介してくれるとのこと。


さっそく連絡し、週末の休みにゴンを連れて製作所へ。


自宅から車で約1時間。一軒の家にたどり着いた。

中からは優しそうな方が私達を迎えてくれた。


小型犬から超大型犬までの車椅子を1人で製作し、全国からのたくさんの依頼も快く受け入れているすばらしい方だ。そして、しっかりとした素敵な車椅子。

とりあえずお試し走行することにした。

サイズは少し小さめだったけど、乗れるかどうか試してみる。


ドキドキ。


上手く乗れるかな・・・不安と期待で胸がいっぱいだった。


装着!!!



ゴン・・・動かず・・・



少しずつ後ろから押してみる。

「ゴン!おいで!」と手をたたきながらも呼びかけた。





すると少しずつゴンが動きはじめた。


待ちに待った瞬間だった。私たちは嬉しくて何度も呼びかける。


歩く姿はもの凄くイキイキとしている。


「ありがとうございます」


私達は製作者の方に何度もお礼をし、1週間後に来る車椅子を待っていた。

嬉しいことに老犬であればレンタルでも構わないとおっしゃってくださった。

本当にありがたい。



車椅子が来るまでの間は病院から借りた介護用のベルトで散歩の練習をしていた。


そして、とうとうゴン助専用の車椅子に乗る日。


ゴンは嬉しそうに庭の匂いを嗅いでまわった。

「よかったね。ゴン」


記念に撮った写真が微笑んでいるようにみえる。

私達もこれからのゴンとの生活がますます楽しみになってきた。






dognapperさんのブログ-Image462-1.jpg   微笑んでいる?ゴン助