ゴン助とのこと 4 問題続々 | 現役の動物看護師が開くペットサロン♪ Dogs☆Napper

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動物病気で勤務しながら、自宅サロンではスキンケアを重視したトリミングをしています。
獣医師と連携しながら、安心安全なトリミングをしています。

朝はゴンのお世話に30分はかかる。

ゴンも毎朝それが習慣になってくると覚えてくるのか同じ時間に起きていた。


相変わらずおしっこのタラタラには悩まされていた。なんとかならないものか・・・

食欲は旺盛で初めの頃は1日3食たべていた。体重管理はなんとかできても、問題はタラタラだ。 


飼い始めて3か月くらいだろうか、我が家にも慣れ始めたので予防注射をすることにした。


タラタラの問題を先生に相談する。

先生は導尿したらどうかと提案した。導尿とは、カテーテルを尿道に通し膀胱からおしっこを出すことだ。

そのほうが膀胱に溜まったおしっこを毛を汚したりすることなく出してあげることができる。

「なーるほど」


さっそく導尿をはじめてみる。

すると、あんなに悩んでいたタラタラは即解決ビックリマーク朝に導尿すると、夕方までタラタラと出てくることはなくなり、人もゴンも快適に過ごせるようになった。


しかし、快適生活はすぐに新な問題へ直面する。

導尿開始から数日後、カテーテルから出るはずのおしっこの出が悪い。

お腹の上から膀胱付近をさわるとまあまあ溜まっているのがわかる。

「なんでだ?」

疑問に思い、出てきたおしっこをジーっとみてみる。

「まさか・・・まさか・・・ゴン・・・出ちゃった!?」

よくみると、おしっこに沈殿物。

「結石ではないか!!!!!?????」

カテーテルが詰まるほどだからけっこう出てる汗


病院で確認。顕微鏡を覗かせてもらうと間違いなく結石である。

ガーン ガーン叫び


お高い医療食のはじまりである。1日3食のゴンに医療食はキツイあせる

尿管結石も体質だから仕方がないと諦めるしかないガーン

大丈夫、大丈夫なんとかなるさ。


結石も徐々に改善し、医療食を食べながら落ち着いた日々に戻る。


しかし!!!

またも快適生活は崩される。

飼い始めて半年くらいたったある朝、いつものように導尿をしていた。

おしっこに問題もなく、カテーテルを抜いた。すると抜いたさきから大量に出血!!

噴水にいる「しょんべん小僧」を想像していただければわかりやすい。


「キャー叫び」 絶叫する私。

何かした?なにか間違ったことした?と頭はパニック。今までこんなの見たことない。職場でも経験しなかった。


オロオロしながら出血してくるところをおさえる。ゴンはいたって普通。痛いそぶりも見せず、庭をながめている。

「電話、電話」とあわてて院長に連絡する。


「先生、先生!尿管傷つけたかも!カテーテル抜いたら出血しちゃいましたあせる

かなりオロオロしてたと思う。


先生はもちろん冷静だった。

そしてあっさり診断。

「前立腺肥大じゃない?たぶん前立腺だよ」と。


出血はおさえてればとまるとのこと。

電話してる間に確かにとまる汗


「前立腺肥大・・・てことは・・・去勢ですか・・・」


診察し、やはり去勢が必要なことがわかる。


後日、念のため1日入院させてもらい手術をうけることに。

麻酔ついでに歯も綺麗にしてもらうことにわんわん


やれやれ、しばらくは何事もおこらないように・・・と、毎日心で祈っている自分がいた。 





dognapperさんのブログ-20111010_140759.jpg   綺麗になったゴンの歯