緑内障 | 犬の病気

緑内障

視力が下がってきます。ひどくなると失明の危険もあります。


眼球が大きくなり瞳孔が開いて目が緑っぽく見えるので緑内障と言います。眼房水の出入りに支障が有り、眼圧が上がるので犬は不快で苦しみます。急性緑内障は白眼(強膜)の血管が急に増え角膜が白っぽく濁ります。瞳孔径は反対側の眼よりも広く眼球全体が腫れぼったい感じになります。それで、眼圧を下げるために積極的な治療が必要です。さもないと数日で失明します。サンピロ点眼液、レスキュラ点眼液を1日数回点眼し、マンニトールなどの点滴で眼圧を下げます。しかし、慢性化し易いので眼科専門獣医師による外科手術が必要になります。但し、一度失った視力は回復しません。従って、点眼療法でコントロールすべきですが、人の自己認識能力と飼い犬に対しての認識能力の理解の差、つまり、人医学と獣医学との違いが生じます。つまり、患犬は視野や痛み等をきちんと話せません。