LINDO CLINICでは6種と9種のワクチンを取り扱っています。この二つの違いはレプトスピラ病が含まれているかにあります 。
レプトスピラ病は人獣共通感染症の一種です。
それゆえ犬が感染した場合、飼い主に感染が及ぶ恐れがあります。
症状は人間、犬ともに軽症の場合は風邪症状ですみますが、重症化すると発熱・黄疸・出血・腎機能障害などを引き起こし、死に至ることもあります。
感染源となる保菌動物として、げっ歯類をはじめ多くの野生動物や家畜(ウシ、ウマ、ブタなど)、ペット(イヌ、ネコなど)が挙げられます。
病原菌はこれらの動物の腎臓に保菌され、尿中に排出されます。
ヒトも犬も、汚染された水や土壌、尿との直接的な接触によって経皮的に感染します。また、汚染された水や食物の飲食による経口感染もあります。
特にネズミの尿からの感染が問題になることが多く、野ネズミの尿が混入した水辺や田んぼなどで感染することがあります。
水を介して感染する病気ゆえ、近年では海外において、洪水や大型台風による水害が発生したエリアで集団感染が起こりました。
暖かいエリアによくみられる病気ですが、最近も神奈川、千葉、栃木など関東エリアでの感染が出ているので比較的身近に潜んでいる病気といえます。
LINDO
CLINIC及び白金高輪動物病院ではアウトドアに連れていくなど、愛犬を自然の多い環境に連れていく場合などは9種ワクチンの接種をおすすめしています。
住んでいる地域により推奨されるワクチンは異なるため、かかりつけの動物病院に確認しましょう。