NGC3162 小さい銀河を誤って撮影 | getaのブログ

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お気に入りの音楽を聴きながら、50年以上前にちょっとかじった
天体写真を中心に美しいものを撮って楽しんでいます。
低価格機材で写真を撮ることに執念を燃やしています。

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NGC 3162はもう少し大きいと思って撮影しましたが、自分のデータベースのデータに誤りがあり、かなり小さな銀河でした。きれいに撮れませんでしたが、特徴のある銀河なので記事にしてみます。

 

 NGC 3162 ― 小さな姿に潜む「ねじれた腕」の物語
🌀NGC 3162 は、しし座の方向に位置する小型の渦巻銀河です。視直径が小さいため、20cmクラスの望遠鏡では“点のような銀河”に見えがちですが、実際にはとても興味深い構造を持っています。
特に注目すべきは、左右非対称に伸びる渦状腕です。片側の腕がやや強く巻き込み、もう片側は外側へふわりと伸びるように広がっており、銀河全体が少し傾いてねじれたような印象を与えます。

🔭 非対称な腕の理由 ― 銀河の“ゆらぎ”が形をつくる
NGC 3162 の腕が左右で異なるのは、いくつかの要因が考えられています。
・ 密度波の強弱の違い
 渦巻銀河の腕は、星やガスが集まりやすい“密度波”によって形作られるようです。

 NGC 3162 では、この密度波が左右で均等ではなく、片側の腕がより強く巻き込まれていると

 考えられています。
・ 過去の小規模な相互作用
 近くに大きな銀河は見当たりませんが、小さな伴銀河やガス雲との接近が、腕の非対称性を

 生んだ可能性があります。銀河は孤立しているように見えても、長い時間スケールではさま

 ざまな“出会い”があります。
・ 内部構造の偏り
 バー(棒状構造)や中心部の質量分布がわずかに偏っていると、腕の巻き方にも影響が

 出ます。
こうした要因が重なり、NGC 3162 は“控えめだけれど個性的な渦巻銀河”としての姿を見せているようですね。

小さくても語るものがある銀河
20cm望遠鏡で撮影すると、
・ 銀河の小さな核
・ 片側に強く巻く腕
・ 反対側にふわりと伸びる淡い腕
がうっすらですが確認できるます。
派手な渦巻腕を持つ大銀河とは違い、NGC 3162 の魅力は“非対称性”という繊細な個性にあるようですね。
 

  NGC3162 銀河 しし座

    SS60秒76スタック トリミングなし(中央から外れています)

 

トリミング画像

 右側から時計と反対方向に薄く延びるのが長い渦巻腕です

 

 ◆ アノテーション

 

 

 

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ところで、私が作っている天体データベースは、こんな感じです。

アクセスで作成しています。

今回誤ったデータがあったり、天体の種別が間違ったりしていたので直しました。

画像を出しておきます。

 

メニュー画面(現在、項目は2種類です)

 

カタログ番号による検索画面

 天体をカタログ番号で検索することができます(カタログ名選択を表示させたところ)

 

リスト表示画面

 銀河をリスト表示して大きい順に並べた状態(いろいろ変えることができます)

 

これで撮影計画などを作っています。

 

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今日は、クウちゃんの命日でした。いつの間にか2年も経ってしまいました。

畑で走り回るのが好きだったので、畑に咲いた花を活けてあげました。

今でも思い出すと涙が出てきます。

 

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【使用機材】

   鏡筒 :SE-200N 口径200mm 焦点距離1000mm ニュートン式反射望遠鏡

   架台 :EQ5 GOTO        
   カメラ:SV605CC

   フィルター:UV IR カット
   その他:StellaVita

   自宅ベランダにて撮影

 

【使用アプリ】

   Siril、GraXpert、ステライメージ10、GIMP、Neat Image