少し前から満月期に入っています。
非冷却カメラではただでさえ気温が高いと上手く撮れませんが、その上、月の光が凄いとどうにもならない画像になってしまいます。
そこで月が明るい間は撮影をやめておこうかと迷いました。
しかし、アウトラインだけでも分かれば良いかと思い撮ってみることにしました。
そういうことで、これからしばらくの間、ブログに掲載する天体写真は画像が非常によくないものばかりになりますが、ご理解していただくとありがたいです。
今回は、カシオペヤ座にある散光星雲
Sh2-163
です。
手持ち資料によると、見かけの大きさは10’で明るさは「中」となっています。
● Sh2-163
120秒22スタック トリミングあり 月明あり
この写真では「ハの字」のように見えますが、実際は淡い部分も含め複雑な形状をしているようです。
撮影中のCMOSの温度は35度以上になるので、スマホ用クーラーで外気温と同じ27度位に冷却していますが、ある程度の効果はあるようです。
今までに撮影したSh2天体は次のサイトで見ることができます。
【使用機材】
鏡筒 :102SS (口径102mm、焦点距離500mm)
架台 :AZ-GTi
カメラ:ASI585MC
フィルターなど:SV220、UV IRカットフィルター、クローズアップレンズ+3
その他:ASIAIR PRO スマホ用クーラー
自宅ベランダにて8月22日撮影