お天気も良くないので、今回はいつも使っている反射望遠鏡のご紹介です。
私の天体写真撮影は、まず費用をあまりかけないというのが第一なので、天体望遠鏡はほとんどがニュートン式反射望遠鏡で、あまり高価でないものを使用しています。
今回はニュートン式反射望遠鏡のみのご紹介で、大きい方から順に書きますと
❶ SE200N (ケンコートキナー)
口径200mm 焦点距離1000mm F5
❷ SE150N (ケンコートキナー)
口径150mm 焦点距離750mm F5
❸ P130Nの鏡筒 (SkyWatcher)
口径130mm 焦点距離650mm F5
➍ SE-AT100Nの鏡筒 (ケンコートキナー)
口径100mm 焦点距離450mm F4.5
❺ RXA124の鏡筒 (レイメイ藤井)
口径76mm 焦点距離300mm(公称、実際は280mm位)F3.95
の5種類ですが、SE-AT100Nの鏡筒は2個(1個は予備)あります。
反射望遠鏡は色収差がないですが、コマ収差がよく出るので気を付ける必要があります。
焦点距離は300mmから1000mmまであり、これだけあれば見かけの大きさが特別大きい天体を除き、ほとんどの天体が撮影できますし、F値はどれも5以下で反射望遠鏡としては比較的明るいので撮影には向いています。大きい天体はカメラ用のレンズなどを使って撮影しています。
撮影場所はほぼ100%が自宅ベランダなのでいろいろと制限があります。
天体写真を始めたときに、SE200Nを設置してみたのですがベランダが狭いので使えず、SE150Nを購入しました。しかし今は架台をぎりぎりベランダの端まで寄せてSE200Nを何とか使っています。
写真撮影をするうえで気を付けないといけないのは、➍と❺はそのままでは撮影できないと思います。カメラを取り付けてもほとんどのカメラではピントが合わないので、鏡筒を切断して短くするなので措置をする必要があります。
また、それ以外にも➍と❺は経緯台用の鏡筒なので架台取り付け部分がひ弱なため、赤道儀に載せると方向を変えるたびにピントがずれてしまいます。暇があれば改造してみたいと思っています。
なお、➍と❺は球面鏡です。
また、➍と❺と❻は主鏡セルが固定されていて調整ねじが付いていないので、主鏡の光軸調整は不要です。(斜鏡の調整のみ必要です)
このすべての鏡筒には接眼部の微動装置が付いていません。特に❶と❷はその分、低価格になっているようです。❶と❷は市販品を組み合わせたヘリコイド式の微動装置を付けています。
どの鏡筒も高級品のような解像度は望めませんが、最近は低価格品でも反射鏡の加工精度が以前より向上しているのではないかと思います。ですから光軸をしっかり合わせておけばそれなりの画像は得ることができるのではないかと思っています。
天体写真の撮影も人それぞれですが、私の場合は釣りで言えば「五目釣り」でいろいろな天体を撮影したいので、低価格ですがいろいろな焦点距離のものを揃えています。
SE200N
SE150N
P130Nの鏡筒
SE-AT100Nの鏡筒(予備の新品) 使用中のものは改造しています
RXA124の鏡筒
なお、反射望遠鏡としては、MAK90も持っています。