満月期に、彗星と銀河を撮影 | getaのブログ

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お気に入りの音楽を聴きながら、50年以上前にちょっとかじった
天体写真を中心に美しいものを撮って楽しんでいます。
低価格機材で写真を撮ることに執念を燃やしています。

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昨夜も月が明るく、雲が流れゆく空模様でした。

撮りこぼしたので来期に撮影しようと思っていた惑星状星雲を午後7時ころに狙ってみましたが、雲がすぐに出てきてあえなくノックアウトされました。

 

そこで、雲の様子を見ながら短時間露光で撮影することにしました。

 

最初は、しばらくご無沙汰している彗星

   62P/Tsuchinshan

を撮ってみましたが、60秒12フレームしか撮れませんでした。

それでも無理矢理、画像処理してみました。

 

 62P/Tsuchinshan (彗星)

 

淡い像しか得られず、スタックのときに彗星核指定が少しズレたかもしれません。

(Duoバンドフィルター使用)

 

次は、月が明るいので銀河をひとつ撮ってみました。

 

 NGC4725 (かみのけ座)

   やや左に写っている小さい銀河はNGC4712です

 

こちらも、120秒6フレーム撮影したところで雲に覆われてしまいました。

よく見ると、外周にうっすら淡い部分があるようです。(IRパスフィルター使用)

この銀河はおとめ座銀河団の一員で、セイファート銀河という活動的な銀河のようです。

 

2枚の写真とも撮影対象が小さいので、大きい表示にしました。

 

ところで、ちょっと大きめのディスプレイを息子から譲り受けました。

まだ新しいのですが、大きすぎて使いにくいとかで。

大きいので文字が見やすく、年寄にはいいですね。

ただ、発色が鮮やかで、今まで使っていたディスプレイとは色合いがかなり違うので、しばらくは写真の色が変になっているかもしれません。

 

これからは、日毎に月が小さくなっていくのでボチボチ写真を撮っていきたいですね。

 

【使用機材】
   鏡筒 :P130Nの鏡筒(D=130mm f=650mm)
   架台 :AZ-GTi
   カメラ:ASI585MC
   フィルター:記事中に記載
   その他:ASIAIR PRO