ASIAIR PRO や ASIAIR PLUS では、メインカメラとして一眼レフカメラ(DSLR)を使うことができます。
自分もそういう使い方をしているのですが、設定などをよく忘れるので備忘録を兼ねて簡単に書いておきたいと思います。(使い方についてはマニュアルに詳しく書いてあります)
ASIAIR PROにCANONのDSLRを繋いで使っていますが、カメラの機種によって多少使用方法に差がある場合もあるようなので、最終的にはマニュアルで確認をお願いします。
(使用しているCANONカメラは EOS60D改,EOS kissX4,EOS kissX50でいずれもASIAIR接続対応です)
● 機能
DSLRをメインカメラとして使用できる機能です。
● 使用できるカメラの機種
CANON と NIKON の対応機種(カメラ)で使用できます。
(対応機種もマニュアルに記載されています)
CANONの場合は海外でのモデル名で書かれているので間違いないようにする必要があります。
天体望遠鏡の販売店のホームページなどに日本のモデル名で対応機種を書いているところがあるので参考にするとよいと思います。
(EOSは6D以降、40D以降、EOS KissはX2以降が概ね使えそうですが、マニュアルで確認してください)
(NIKONの場合は、バルブ以外のシャッター速度しか使えない機種もあるようです)
● ASIAIRで使える範囲
プレビュー、自動実行、ライブでメインカメラとしてのみ使用できます。
● カメラの設定など
カメラモード: M(バルブが独立している場合はB)
シャッターモード:バルブ
画像形式: RAWのみ(RAW + JPEG は不可)
画質: L(最大サイズ)
ストレージ: カメラのSDカードなどのストレージに十分空きがあること
バッテリー: カメラのバッテリーが十分充電されていること
または外部電源を使用すること
その他: 長秒時ノイズや高感度ノイズ低減機能はOFFにしておく
(撮影後の処理に時間がかかります)
● 接続
カメラのUSB端子とASIAIR PRO(PLUS)のUSB端子を接続します。
● DSLR(一眼レフ)は高画素なので、処理時間や転送時間が長くなります。
転送などが高速にできるようにしておくと扱いやすいです。
● DSLRにカメラ用レンズを付けて使うのがお勧めです。
特に長焦点の鏡筒に付けたりすると、プレートソルブができない場合があります。
プレートソルブには最低でも長辺0.4度位のFOV(Field of View)が必要なようです。
● シャッターの使用回数が多くなりDSLRの寿命を縮める場合があります。
(先日の撮影では一晩に1000回以上シャッターを切っていました)
● 天体用CMOSに比べ微妙に面倒なところがあるので、天体用CMOSでASIAIRアプリに
慣れてからの使用をお勧めします。
● 露光時間などの変更は天体用CMOSと同じようにASIAIRアプリでできます。
星の数が少なすぎたり、画面が明るすぎたりすると、プレートソルブできない場合がある
ので露光時間を適正にしておく必要があります。
(ピントもしっかり合わせておきましょう)
● マニュアルをよく読んで間違いないようにしましょう。