はじめに
前回は犬のお散歩の熱中症についてお伝えしました
今回は、猫の室内の熱中症についてお伝えしていきます
こういったことを考えている飼い主さんはいらっしゃいませんか?
- 外出中はエアコンを切って扇風機だけでいいよね
- 自分で涼しい場所に行くでしょ
熱中症になると、夏バテや嘔吐、けいれんなどの症状が出ることも・・・
本格的に暑くなる前に、猫の熱中症の対策を始めてみませんか?
熱中症が起きやすい環境
猫が過ごすお部屋の環境で熱中症が起きやすくなったり、起きにくくできたりします
まずは、どんな環境だと熱中症が起きやすくなるのかお伝えしていきます
エアコンのないお部屋
30℃ほどになると、熱中症が起きやすくなるようです
エアコンの設定温度を27℃ほどにするのがいいそうです
猫が快適に感じる温度が27℃程度といわれています
また、扇風機には空気を冷やす効果がないため、扇風機単体では熱中症対策にはなりません
車やキャリーケース
気密性が高い車内温度はすぐに上がります
かつ、キャリーケースはケース内に熱がこもりやすいです
動物病院へ連れて行くときなどに、車内に猫を残したまま、お会計や買い物に行くことはできるだけ避けてください
水を飲まない
水分補給ができないと熱中症になりやすいです
とくに、人見知りの猫は知らない人がいると隠れて出てこないことも・・・
例えば、ペットシッターのお仕事でお邪魔すると、テレビや家具の裏などに隠れて30分~1時間ほど出てこない子がそれなりにいます
当然、その間、水分補給はできません
どこに隠れたのかわからないことも多いため、夏場は長時間の来客は減らしたほうがよさそうです
対策
基本的な対策は、以下のものになります
- エアコンをつける
- 水を飲ませるようにする
エアコン
お伝えしたように、エアコンの設定温度を冷房27℃ほどにする
ほかには、暑くないけどジメジメするときに、除湿機能を使うのもOK
この時、エアコンのリモコンは隠したほうが無難
なぜなら、リモコンのスイッチを押すことがあるため
エアコンではないですが、冬に常連の飼い主さんのお宅に行くとストーブの電源が切れていました
どうやら、猫がストーブの電源を切ったらしく、同じことが起きる可能性があるため、リモコンは片づけてください
電気代が6月から高くなるようですが、猫が体調を崩して動物病院へ行ったり亡くなったりしないようにお気を付けください
水を複数用意する
人間と同じように、水分補給が大切です
- こまめに水を新しくする
- 複数のお水を用意する
- 循環式の給水器を使う
- 蛇口から水を出しっぱなしにする
ごはんの食べかすなどで水が汚れると、飲まないことがあるためです
循環式の給水器や蛇口から水を出しっぱなしにすることで水に動きがあるので、飲んでくれやすくなるかもしれません
自由に移動できるようにする
キャットタワーや家具で上下に、もしくはおうちの中を自由に出入りできるようにすると、涼しい場所に自分で移動できます
1つのお部屋だけにエアコンをきかせているなら、ペットドアをつけてもいいかもしれません
ただ、バスルームは涼しいですが、注意が必要
水をためたままにすると溺れる危険があるため水を抜かなければなりません
また、老猫は動きたがらないので、涼しかったり暑かったりしても、お部屋にずっといると体調を崩しやすくなるので、注意が必要です
おわりに
以上、猫の熱中症対策についてお伝えしてきました
真夏よりも、本格的に暑くなる前の油断から熱中症になってしまった・・・ということも・・・
取り返しのつかないことになる前に、大丈夫だと思っていても、まずはおうちの環境を見直してみてはいかがでしょうか?
弘前市でペットシッターのお仕事をしています
何かありましたら、HPからご連絡お願い致します