本日もたくさんの支援物資が届いております。
どうもありがとうございます。
大切に大切に使わせて頂きます。
![社)UKC JAPAN アニマルレスキュー-4](https://stat.ameba.jp/user_images/20130906/20/dog-rescue/2a/f4/j/o0530042112674834072.jpg?caw=800)
元子犬 レインボー(奥)&ブリッジ(手前)*MIX*男の子*1歳半*里親様募集中
被災犬2世のレインポーブリッジです。
レインボーはとても怖がりな男の子。
奥のブリッジはとても元気で陽気な男の子。
性格は違いますが、とても可愛い2頭です。
どうか、可愛いレインボー・ブリッジに会いに来てくださいね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日は寒川のシェルターを卒業したナナの幸せなご報告です。
ナナは寒川シェルターをずっと支えてくださっている、ボランティアOさんの
ご実家にお迎えされました。
Oさんからのお便りです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ナナが私の実家で暮らし始めて一ヶ月が過ぎました。
母曰く、”日に日に犬らしくなって”いるそうです。
元々庭で放し飼いされていたというナナは、庭の、特にかえでの木の下が気に入って、
まだ日差しが回ってこない午前中はだいたいそこで過ごしています。
穴を掘ってそこにおなかをぺたりとつけて涼んだり、
もらったおやつを鼻先で丁寧に埋めて、顔を真っ黒にしたり(すぐに掘り出して食べてますが)、せみの死骸を手先でつんつん突いてみたり(ちょっと恐いようです)。
暑くなる午後からは、まず土だらけになった体を水拭きしてもらい、玄関で過ごしています。
タイル貼りで風が通り、前に飼っていた犬も大好きだった場所です。
そこで誰かがくれば「ワン」と家の人にお知らせ、
既に何回か会っている人は静かにお出迎えをし、お手をしてご挨拶。
放っておいてもいたずらはしない、無駄吠えもしない、だめといわれれば素直に引いてわがままも言わない、
あまりに問題がなさすぎて、両親も拍子抜けしています。
困ったところのないナナですが、母の心配はナナの食の細さでした。
私が、シェルターでもよくごはんを残していたけど、キャベツや牛タンのスープが入ったごはんはよく食べていたよ、
と言うと、母はさっそくキャベツや人参、鶏肉などを入れたスープを作り、
シェルターからいただいたドライフードを入れてあげてみたそうです。
その日からナナはごはんを完食、以来母が「ご飯つくるね」と言うと、ぺろっと舌なめずり、「おいしかった?」と訊くとまたぺろっと舌なめずりをして
”きゅーきゅー”とか”ぎゅわぎゅわ”とかなにやら鼻にかかった声で母に向って話すようになったとか。
母がごはんの時以外にもナナによく話しかけているので、ナナも話をしているつもりなのかもしれません。
先日など、ナナが穴を掘ったため楓の根が露出し、あたりの土もひどく乾燥してしまったので、母はナナを家に入れた後、その場所に水をまいておいたそうなのですが、
次の日、庭に出たナナが木の下がまだ湿っているのを見て、母に向って”ぎゅわぎゅわ”と・・・。
まるで「あそこには水をまかないで!」とでも言っているようだった、と母は笑っていました。
よほど気に入らなかったのでしょう、その日ナナは別の場所で過ごしていたそうです。
家の周りにも慣れてきたナナは、毎日の散歩でも土手を駆け上がってみたり、
一つ先の角まで引っ張っていったりと、少しずつテリトリーを広げようと目論んでいるようです。
自分より大きな犬に会うと吠える・・・のはシェルターにいたころからの、ナナの気の強さですが、
母に「だめ!」と言われた次の日からは、犬と出会うとちらりと母を見て、じっと我慢するようになったとか。
自由にしているようで、ナナも一生懸命新しい家のやり方に合わせようとがんばってくれています。
新しい場所に馴染んできているナナも、散歩中おじいさんを見た時だけ様子が変わります。
はっとして立ち止まり、見えなくなるまでじっと見送るのです。
ナナは飯館に住んでいた頃、母犬のモモと一緒におじいさんに連れられて畑に行くのが日課だったときいています。
きっとそれがナナにとって飯館での一番楽しい思い出なのでしょう。
忘れてないんだね。
忘れるわけないよね。
でも、帰してあげることはできません。
だからナナが、ここにいたい、と思えるように、こちらもナナの気持ちを一生懸命にくんであげたいと思っています。
ナナの元の飼い主様、ご自分たちも大変な中、モモとナナの避難を考えて下さってありがとうございました。
そして2年もの間シェルターでたくさんの方々にかわいがっていただいたおかげで、
ナナは、誰も自分をいじめない、怖いことはしない、という人に対する絶対の信頼がもてたのではないかと思います。
この信頼の上に、こんないい子はいない、この子以外は無理だった、と両親に言わしめるナナを失望(?)させないよう、これからもちゃんとナナの気持ちに向き合っていきたいと考えています。
そして。
この夏はひどく暑く、シェルターでは悲しいお別れをしなければならなかったことも多かっただけに、
がんばって夏を乗り越えてくれた子たちが、がんばったからこそ幸せになれるよう願ってやみません。
ボランティアとして犬たちに接してきて思うことは、みんな自分を見て欲しい、
「いい子だね、かわいいね」と頭を撫でて欲しいのだな、ということです。
どうかこれからは嬉しい卒業のお別れが続きますように・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Oさん、Oさんのご家族の皆様、ナナの嬉しいご報告をありがとうございます。
シェルターにいる時は、クールビューティだったナナが、とても甘えん坊に変身
しているそうですね。
大きなお庭でのびのび過ごさせていただいてるんですね。
どうもありがとうございます。
福島のご家族を思うと切ないですが、この幸せ通信、福島のご家族も喜んで
くださると思います。
本当にありがとうございます。
Oさんのご家族とナナがいつもいつも幸せいっぱいでありますように・・・・
そして、シェルターの子全員が一日も早く嬉しい卒業が出来ますように・・・・
感謝をこめて・・・・
UKC-JAPAN事務局