SERVAMP12巻感想 | 犬と悪魔のプール

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音楽を中心に色々な話を書いていくつもりです。

えっ…ちょま…ちょま!…と、斉木楠雄のパパみたいに「ちょま!」を連呼したくなる。
…そんな12巻でした。

 

と言うか…え、ロキ君、これって死…いやいやいや、まだイズナちゃんが来てもいないのに、どんだけヘビーなんだよ?!と言いたくなるので、これはあくまで瀕死の重症、と思いたい。
そうでなければ、きっとイズナちゃんが真の憤怒の姐さんになる事でしょう。(いや、瀕死だとしても既にそうなる可能性が…)

 

そして明らかになる、ロキ君のお父さんとシャムロックの過去!
うわ~、これはなぁ~…という感じです;;
正直、誰が悪いとも言えないような気が…。
まず純粋にシャムの回想を信じるなら、ロキ君のお父さんはシャムを見捨てたという事で…。
一見したらそれって「何て酷い事を!」という気もしますが、普通の人間が生命の危機に立たされた時に、なおかつ逃げれるチャンスがあった時に、逃げずに仲間を見捨てずにその場に留まれるって…どれだけの人がそれをできるかっていう話ですよね。
それも、既に長く生きた人とかならまだ可能性はあるかもしれませんが、この時点でロキ君のお父さんって、せいぜい30代とかですよね?
これからの我が子の成長、守るべき家族の事、まだ先の長い自分自身の未来、色んな事が脳裏をよぎって逃げたとしても、一体誰がそれを責められるだろうか?っつー話ですよ(-。-;)
でも、だからといってシャムが見捨てられたという事実は変えられず、じゃあシャムが我慢すれば良いだけの話かっていうと、当然そういう訳でもなく。
ここでシャムに同情を示したつばきゅんの気持ちも、大いに理解できますよね。
自分だけが冷遇されている、差別されている、見捨てられている、という所に自分を重ねたんだろうな~、と思えます(ノ_-。)
そして「傷ついている」と言って良いと言ったつばきゅんの言葉を受け入れる事もできず、シャムの選んだ道はJI☆GA☆I☆(HARAKIRIではない)
ここに、シャムの苦しみと良心が見えますね…。
自分が傷ついたと主張するという事は、自分を傷つけた相手が存在するという事。
それはつまり相手を糾弾する事に他ならないと私は思うのですが、シャムはそれをしなかった、ロキ君のお父さんを信じていたから。
…あるいは、ただ単にシャムが「自分は裏切られた」という事を受け入れたくなくて選んだ道だったかもしれませんが;;
何にしても、私はここでちょっとだけ、シャムの好感度が上がりました。


で、この後ですよ。
この後つばきゅんがシャムをサブクラスにしなければ、その後のロキ君のお父さんが殺される事もなかったんじゃ、と思いますが…でも、つばきゅんの性格を考えると、シャムをサブクラスにしない、という選択は無かっただろうな、と思います…。
一方、例えばロキ君のお父さんは本当は残りたかったのに、何かしら事情があってシャムを置き去りにした、という場合。
これも結果は変わらないでしょうね…ロキ君がどんな理由があってもお父さんを殺したシャムを許せないのと同じように、シャムも自分を置き去りにしたロキ君のお父さんを許せないのでしょう、まさに正論。

結局誰が1番悪いって…私はとりあえず、C3という組織を憎んでおきます(−_−#)

 

こんな出口の無い復讐劇を繰り広げている一方で、誰よりも真っ当な真昼!
自分の大切な人を助けたい、と思う正義の味方っぽい真昼も、実の所は幼い頃の自分自身を相手に重ねていた!けれど、これだって、どうして真昼を責める事ができよう、って話ですよね。゚(T^T)゚。
世の中にはね、情けは人の為ならずって言葉がある訳ですよ、と内なるクロやら何やら、真昼を非難する奴に言ってやりたい!
誰かに手を差し伸べる事が結果的に自分のトラウマを解消する事だったとして、それをエゴだの何だのと、誰に言う権利があるんだと!
真昼は真昼のまま、自分を信じてこれからも他人の問題に首を突っ込んでいってもらいたいものです。

 

そしてそして、いよいよ明らかになる塔間の狙い!
まさか吊戯をサーヴァンプに…これは許せん!
というか、そこじゃなくて過去にしてきた事(他人の犠牲)が許せん!
でも、そんな塔間でも離れる事ができない吊戯の心境がまた泣ける(´□`。)
自分から見ても、当然他人から見たらもっと非道な塔間だけど、他の誰かにも肯定してもらいたかった、というのが…ここで私の中で吊戯の好感度がまた上がりましたね!

 

とにもかくにも、いよいよラストに向かっていくような感じの12巻でしたね!
次こそはきっとイズナちゃんが大活躍してくれるはず!と、信じます!
…そして皆が救われればいい(ノ_・。)