学校が始まってから1週間

念願の公立高校に入ったのにもかかわらず


どうも人間は本当に何でも落ち込む理由を見つけるのが得意だそうで、、、、




私は1週間経っても{友達ができない}と嘆いていた。




高校の授業は中学生の授業よりも班行動や隣の席の子とのペアワークが増える。友達を作る機会も多いはずなのにただただ友達ができないことを嘆いていた。


自分は地元の塾で一人だけこの高校に合格したが、周りの子はほとんど某馬塾出身が多く、数人は友達や知り合いがいる状態で高校に上がってくる子がほとんどだった。



そうなると{何処の某馬塾だった?}という会話のネタは使えないことになる。(逆に考えて自分は地元塾だったよと話を始めることも出来るはずなのだが、、、、)



未熟な私は自分の状況を友達を作るのに不利と狭い視野で捉え、高校始まってから少しの間、学校から帰っては泣くという日々を過ごした。






自分が学校から帰って嘆く私に初めは母も優しい言葉を掛けてくれていたのだが、痺れを切らしたのか、


『ほんなら高校生活ずっとそれで過ごせ!!!』



とついにはキレられてしまった。



自分がヨシヨシされている間はそれに甘えてしまうので、この突き放しが自分を毎回成長させているなと後になって思う。甘えさせることも時には必要なのかもしれないが、ある程度加減して突き放すのが正直1番手っ取り早く成長に繋がる。





あぁこれはもうクヨクヨしてらんないな、仕方ない、それでは困るからと、やっとナヨナヨモードから切り替わり、そこまで意識せずとも自分の方向転換が進んでいく。



そうして自称コミュ障は、部活動や班行動、ペアワークの力を借りて少しずつ友達を増やしていくことになる。