相当深かった『不合格』のダメージも少しずつおさまってきた頃、自分の誕生日があったこともあり、それをきっかけにようやく高校時代の友達や、中学校の友達と連絡をポツポツ取り始めた。
友達は温かい声をかけてくれた。
本当にありがたかった。
これは経済的理由で宅浪する本人、もしくは保護者の方に当てはまるかもしれないことなのだが、
当然宅浪することを周りの人に伝えると、一定数は
『予備校は?』『予備校行かなくて大丈夫なの?』『私立はどうするの?』といったことを尋ねてくる方々がいる。
それはバイト先の人であったり、中、高の先生方であったり、友達であったりするかもしれない。
傷心している身では否定的に捉えてしまい(自分はそうであった)、そんな出来たらその方法を選んでいるよと心の中で呟いてしまうかもしれない。
もちろん就職という選択肢を取らず、浪人という選択肢を選んだのは自分なのだが。
でも、ただその宅浪以外の選択肢を尋ねてくる人たちは興味本位で聞いているだけなのである。純粋な興味で聞いていることがほとんどだと思う。本当に本当にただの興味。
言われてる側もめちゃくちゃ辛いわけではない。心にもやもやとちょっと引っかかるだけ。
このちょっとしたモヤモヤ感をどうにか晴らすために、とりあえず飽きてきたLINEの『行かないよ』を適当に済まし、
予備校に頼らなかったことを言い訳に
第一志望の京都大学以外の道を他の選択肢を自分の道に
しないように
勉強に取り掛かった。