箱根湯本駅より、ほろ酔い気分でノラリクラリ・・・20分程歩いたでしょうか。
平賀敬美術館に辿り着きました。
美術館とは言っても、?、!、古い民家の趣き、庭も有ってそこそこ立派。
無人の玄関に置かれた、呼び鐘を振ると奥から女性が一人現れました。賢そうなお顔だち・・・。
一人600円の入館料を渡すと、玄関から奥の座敷に通されます。
料亭の様な立派な籐の座椅子に座ると、女性が静かにお茶を入れてくれ、名物の饅頭も添えられた。
次に画家が存命の頃のものと思われる、NHK取材のビデオも映し出し丁寧な説明も加えてくれる。
部屋のあちこちに画家の作品。怪しげだけどポップな色使い、男女の宴の絵が多い。(嫌いじゃない)
女性がいなくなり、残ったのは座椅子に胡坐、超リラックススタイルのオジサン二人。
土曜日だというにに他に入館者も無く、知り合いの家に来ている様な気楽でいい時間だね・・・・・
その後、家(美術館)の中を歩き廻りながら、あちらこちらに飾られている作品を堪能・・・。
・・・・・そして、ようやく気付く。
作品も悪く無いが、この古い家の立派な造りと贅沢な構えに。
と、奥の部屋から着物姿で品のいいおばあさんと、さっきの女性が現れ、改めて挨拶をいただく。
おばあさんは亡き画家の奥様、絵の説明や画家の思い出と一緒に、建物の説明を始める。
説明/当館は平賀敬が晩年を過ごした邸宅をそのまま生かしたもの。
寛永2年(1625年)創業の名旅館・萬翠楼福住の別荘として明治時代後期に建造、
井上馨、犬養毅、近衛文麿などの元老・重臣たちが逗留した。
2003年に国の登録有形文化財に指定(萬翠楼福住所有) 美術館パンフレットより
等々・・・。 なるほどね!有形文化財ね!そりゃ凄いハズだね! ( ̄□ ̄;)!!
しかし、、、さっきまで、有形文化財・奥の座敷でオジサン二人、饅頭食べながら茶啜っていたな~
大変、御無礼いたしました。 (><;)
※もう少し頑張って綺麗な写真撮っておくべきでした・・・