4日夜、NHK『プロフェショナル』で懐かしい顔に出会いました。

その懐かしい人は、デザイナー・水戸岡鋭治氏です。

5年程前の弘前、10人位の少人数で身近に彼の仕事ぶりを伺った記憶が甦りました。


グラフィックデザイナーでありながら、鉄道デザイナーと呼ばれるまでの幅広い仕事ぶりと実績。

モノづくりの、冒険心や喜び、可能性、ご苦労話などを伺ったと思います。

その日持参されていた、イラストやスライドの内容にも感動していましたが、

飾らない人柄と、解り易い説明に2時間程の時間がアッという間に過ぎたのを思い出します。


さて、4日のテレビは九州新幹線「つばめ」を中心に、彼の手掛けた鉄道や椅子・車内装飾、

鉄道絡みの地域おこしなどの話題が中心になっていましたが、

5年前に水戸岡氏と出逢う更に7~8年前、雑誌の取材で訪れた九州で

偶然「ソニック」という不思議な列車に乗った事が有りました。

福岡から大分まで、カメラマンとライターが一緒の急ぎ旅だったと思います。

ミッキーマウスを思わせるカラフルな、椅子やトイレには度肝を抜かれたのを記憶しています。

(数年後に、担当のデザイナーと遭うことになるとは知らず・・・・)


今回の九州新幹線もそうですが、デザイナー・水戸岡の仕事には──

●「あったらいいな」を形にする

●手間を惜しまない、愚直な心を持ち続ける

●いつかは、きっと いいものを!の気持ちを持ち続ける

●人を豊かにするデザインを目指す 等々

デザイナーや、モノづくりに携わる人々の永遠のテーマが数多く存在している様に感じます。


ここ数週間?震災などで、モヤモヤした気持ちが続いていましたが、

偶然出会った1時間弱のテレビ番組から、忘れかけてた何かに出会えた様ないい時間でした。


日々是、デザイン。 日々是、デザイン。 日々是、デザイン。  写真/ソニック号