私たちは、明日がある、未来は明るい、と言います。
私たちは、過去の栄光、過去の思い出、を語ります。
過去は変えられませんし、未来は経験する事が出来ません
私たちが現実的に活動できるのは、現在、「今」だけです。
今の連続が未来になります。
いくら若くても、明日、事故で亡くなるかもしれません。
明日、大地震が来て、命を落とすかもしれません。
私たちは、現実的に、現在、「今」しか経験できないです。
中村天風先生は言います。
あくまでも、私たちには今しかないのだから、どこまでも今を大切にして生きなくてなならい、と。
私たちは、過去の出来事を悔やんで、後悔します。
あの時、こうすれば良かった、ああすれば良かった、と後悔ばかりします。
私たちは、未来を不安に思い、こうなるかも、ああなるかも、と心配ばかりします。
確かに、将来の不安を感じて準備する事は大切な事です。
私は実際に、その準備があったから今があります。
ただ、心配しすぎはダメ、という事です。
私は、以前の遊技業時代は、将来を不安に思い、早期に準備を始め、行動しました。
ところが、余りに不安になり過ぎると、その不安に押しつびされ、行動できなくなってしまうのです。
将来に対する準備は、適度な不安と、その不安に対する行動で成り立ちます。
過去を後悔するのも、未来を不安に思うのも、少しは役に立ちますが、行き過ぎると、行動できなくなってしまう。
この事を十分に念頭に入れて、「今」を大切にして行きたいですね。