親子、兄弟、夫婦などの家族の間で、喧嘩が起きることはよくある事です。
よくあるどころか、喧嘩して当たり前、喧嘩するほど仲が良い、なんて言われることもあるくらいですよね。
それでも、近い仲だからといっても、もめごとやいざこざは、出来るだけない方が良いに決まっています。
その方が気持ちよく生活できますしね。
喧嘩やいざこざの原因はどこにあるのでしょう。
私が現在勉強している天縄文理論では、この人付き合いについては、明快な回答を与えてくれています。
その答えは、「お節介をしない事」です。
自分以外はすべて他人、とする考えですから、他人にはお節介をしない、余計な事は言わない、黙って見守る、という事が重要だと説いています。
この話を聞いた貴方は、家族なんだから、お節介をして当たり前じゃないか、と思うかもしれません。
確かに、私もそう思ってしまう部分があります。
実際に、子供たちには余計な事を言って、少しの間、口を利かないなんてことは、よくある事ですよね。
でも、これはあまり良くない事だと、最近は反省しています。
よくよく考えてみると、子供たちよりも自分たち親の方が、寿命が短いのが普通ですよね。
子供たちが大人になり、独立して自分一人で生活するようになったら、自分で何でもしなければいけません。
いちいち親が子供に、あれこれ言っていては、子供は自分で考える事をしなくなってしまいます。
それでは、自分一人で生活できない人間になってしまいますよね。
よく片付けが出来ないとか、働かない、という人がいますが、そういう事が原因かもしれません。
いずれにしても、子供には子供の人生があるのですから、子供の人生を尊重してあげなければいけない、と今では反省しているところです
本当の愛情というのは、こういう事を言うのかな、と最近は思うようになりました。
助けてあげたいけど、助けを求めていない場合は、良い意味で放っておく、という事も大事かな、と。
これは他人ならば、尚更だと思います。
例え、こっちから見て困ってそうに見えても、その状態が、その人にとって、大変は学びもキッカケになるかもしれません。
私も一時期、お金で大変困った状況に陥りましたが、その困った状況が、今となっては大変な学びの場になっています。
助けてあげるという行為は、ただのお節介で、なんの良い活動にもならない、という場合があるという事を肝に銘じておかないと、その人の人生を狂わしてしまう事もあるので、慎重に行動する事が大事だ、と近頃は思うのです。