昨今、LGBT法案問題で、男女の性別の事が色々と話題になっています。
性別で考えると、世の中には男女しかありません。
その他にも男と女の間に色々な層があるというのが、LGBTの考え方だと思いますが、日本には元来、人間社会の平等性を保つ秩序といいますか、人間には色々な考え方、立場、特性などがあるという前提で、社会が構成されていました。
実際に、同性愛を始めとする、色々な性に対する考え方を受け入れていたのが、昔からの日本社会です。
なので、今回のLGBT法案と言うのは、必要がないとは思うのですね。
話は変わりますが、世の中には、善悪で物事を考えると話がうまく行かない、ということがよくあります。
身近な話題では子育てなんかがそうですが、私のような昔かたぎな人間は、子供が小さいうちは母親が中心になって子育てをした方が良い、と考えます。
若い人の中には。仕事の事があるから、両親が共同で子育てすべきだ、という考え方もあります。
過去の数百年、数千年という歴史を観ると、母親が小さいうちは子育てした方が良いという結果は出ていますが、これからの社会ではどちらが正しいのかは分かりません。
世の中が激変していく中で、これからの社会ではどの方法が良いのか、という結果が出てくるものと思います。
善悪で物事をを観ると、どうしてもその人の主観が入ってしまいます。
たいていの場合は、自分が善で、相手が悪、という事になります。
これは全くの、自己中心的な考え方なのですが、善悪で話を進めるというのは、そういう事になりますよね
善悪の典型は、法律です。
でも、これだけ人口が増えると、何らかの決まりがないと、社会が収まりませんよね。
そのための法律なのですが、時々、裁判の結果を観て、おかしいな、と思う事がありませんか。
私は、この部分が善悪による、その人その人の判断だと思うのです。
どう考えてもおかしい判決、とは思うのですが、社会をまとめるには仕方ない、妥協すべきところ、という部分があると思います。
日本では、江戸時代までは、切腹というさばきもありましたし、仇討ちというものもありました。
日本では、はっきりとした倫理観を多くの人が持っていたため、人を裁く際の判断基準が、法律的ではなかったように思います。
これは、よほど国民の倫理観が高くないと出来ない社会だと思います。
その証拠に、今の法制度と言うのは、欧米の影響を多分に受けていると思われます。
まあ、色々と話しては来ましたが、現代社会では、日本は法治国家ですので、法律に則って活動しなければいけませんし、この先、昔の日本の様に、国民が高い倫理観を持つようになれば、また社会情勢が変わるかもしれません。