このブログは、私が借金の事で苦労したので、その経験を生かして何か伝えられないか、と思い立ち上げたブログです。
私が債権の処理が終わり、もう10年以上経ちますが、バブル崩壊後に出来た幾つかの法律に助けられて、今の私があります。
遠回しですが、日本国に助けられたのであります
今では、その意識を深く持ち、日々、日本のために仕事をしている、と自負しております。
助け頂いた相手に対して恩義を持ち、その恩を返す事で自分の生涯を全うすることは、人生を生きていくうえで最も重要な事だと感じています。
そんな中で最近気になっていることは、司法書士や弁護士などが行っている、過払い請求の件です。
確かに法律では、年利15%以上取っていた業者から、返金が受けられるかも知れませんが、当時は、それを承知で借りたはずです。
お金の貸し借りには、貸す方も悪いですが、借りる方も悪い、という意識が重要であります。
法律によって過払い請求をし、その分を取り返すことが出来た方にとっては、その恩をしっかりと返す努力をして頂きたいと思います。
バブルというものが何故起きたかという事を考えて見たときに、明らかに、銀行の不動産至上主義による貸し付けが問題になっていると思います。
不動産、特に土地を担保に貸し付ける融資ですが、これは銀行が貸し先のこれからの業績見込み等を考慮せずに貸すという、言わば、銀行業務を怠ったことにより生じた事態だと思います。
その事業の成長性や希少性、社長の事業センスやその業種の将来性など、本来はその会社が将来このくらい伸びるであろうから、この位の融資は可能であろう、という事で融資するのが銀行の仕事です。
でも、銀行としてもそんなリスクを負えないという事から、不動産を担保に融資する、という事が起きていきました。
色々な事柄が絡み合った社会現象で、ある意味仕方ない事かもしれません。
その結果、最終的には国が助け舟を出して、事を終わらせた、という事だと思います。
このバブルを処理をするのに、色々な法律が出来ましたが、その先頭に立つのが、債権管理回収業に関する特別措置法、所謂サービサー法です
先程も申しましたが、私はこの法律のおかげで、今でも事業が続けられております。
先程も言った通り、この法律により助かった人の多くは、今では日本にその恩を返すために一生懸命に仕事しています。
それとは反対に、この事態に甘んじている人も少ないですが、いるのが事実です。
そういう人たちが、今回のコロナなどで落ち込んだ景気により、苦しい思いをしていると聞きます。
原因結果の法則と言いますが、正に、当時、怠けたことにより、今現在、その結果が出ていると言えるのかもしれません。
私たちは、何か大きな力で生かされている存在であることは確かなのですから、その存在に対しての恩義を感じながら生きていくことが大切であると思うのです。