会社の経営を行っている人には余りにも有名な中村天風先生ですが、その中村天風の話の中で、「力の法則」というものがあります。
端的に言えば、何かを行う際にはいつも心を込めなさい、という事です
現代のネット社会において、キーボードを叩くとか、スマホをひゅーっと指でなぞれば直ぐに物が買えてしまう世界では、この心を込めるという事が伝わりにくいのです。
私も、自分の子供たちにでさえ、中々伝わらず手こずっています。
でも、よくよく考えて頂ければ分かることだと思いますが、何かを行うときに真剣に行うのと、いい加減に行う事では、出来栄えが全く変わってくるという事はお判りいただけると思います。
私の仕事の話で最近あったことですが、ある物件を購入するにあたり、銀行に融資申し込みをしたのですが、そのOK返事が翌日に来たのです。
今までにないスピード間で担当の方が返事をくれたのですが、これもひとえに、これまで真面目に仕事をするだけではなく、良い物件を出来るだけ安く購入して、良い状態で入居者様に住んでほしい、という活動に心を込めてきたことに対する、天の導きだと思うのです、少し大げさですが(笑)
確かに、これからの社会は天縄文理論によれば、楽しく生活していく社会になるという事ですが、これをいい加減にやって良いと勘違いして捉えてしまう人がいるので注意したいところです。
楽しいというのは、多くの人が真面目に他人に迷惑を掛けないように活動するから楽しく生活できるのあって、自分勝手な楽しさを謳歌してよい、という事ではありません
中村天風が言うところの、力の法則は、何事を行うときにも心を込めて、真剣に取り組むことで、世の中が楽しくなり、人様が生き生きと生活できる社会になっていくこと、だと思うのですね。
この2年のコロナ過で、経済的に相当なダメージを受けた人は人は多いと思います。
かなりキツイ言い方になってしまうかも知れませんが、天は試してるのかも知れません。
どんな状況でも、心に力を込めて活動できるかを、天が試しているのかも知れません。
何を悠長なことを言っているんだ、とお𠮟りを受けることは覚悟で話していますが、100年前と現代を比較してみても、世の中は決して悪くなってはいません
この現実をしっかりと見据えながら、私たちは、今を真剣に生きていかなければいけないのだと思います。