欲望はビジネスの原動力だが・・・ | 3億8千万円の借金地獄から復活した零細企業の社長のブログ

3億8千万円の借金地獄から復活した零細企業の社長のブログ

確かに私は運が良かったと思います。でも、いろいろな知識を得て、その知識を生かして行動したのも事実。私が獲得した幸せを分かち合いたいと思い、このブログを立ち上げました!みんなで幸せになりましょう!

ビジネスを成長させる上で、欲望というのは大切な原動力だと思います。




私も、ここまで物件数を増やせてこれたのは、もっと稼ぎたいという欲求が無かったら、達成できていない状況だと思います。




でも、それとは逆に、これ以上無理して拡大しなくても良いのでは、という思いも心に浮かんできたリしています。




これはすごく難しい事柄だと思います。




それはどうしてかと言うと、もっと拡大したという欲望やもっと発展したい、もっと豊かになりたいという欲望がないと、技術や科学は発展しないからですね。




例を挙げると、世の中には数々の飲食店があります。




しかも、同じ系列、所謂チェーン展開して数百店舗ある会社もあります。




この様な状態になると、各お店や会社で競争になるので、もっと安い価格でもっと美味しく、という発想が生まれて、その商売の内容が発展していきます。




これが、この位やればもう十分、という店舗ばかりに成ってしまうと、競争が緩やかになりますので、それ以上の発展は起きないかもしれません!!




産業革命以後、欧州の人たちが世界に進出し、その欲望を全世界に広げ、今の世の中が出来上がってきていると思います。




日本は、それ以前はチェーン展開などを考える会社は少なかったと思います。




江戸時代から数百年続く老舗企業なども、チェーン展開している会社は殆ど聞きません。




日本は、一握りの資本家が多くの富を独占するという発想がなく、皆が程よく儲ければ良いという発想だったのかもしれません。




近江商人も、そういう発想で商売をしていたと聞きます。




ここまで話してまた矛盾する事を言ってしまうかも知れませんが、それでも、もっと発展したいという欲望が無ければ、今の様な便利な社会には成っていないので、ここは判断が難しいところです。




ほどよく発展、という儒教で言うところの「中庸」という精神が良いのでしょうね。




私のブログではよく、「中庸」という言葉を使うのですが、この考え方は、欲望を程よく調整する優れた考え方だと思います。




建物ひとつとっても、何処まで高い建物を造れば良いのか、という事ですねアップアップ




あれこそ、人間の欲望の象徴のように思います。




空間を貫いて、何処までも高く突き進む、という発想は正に人類の欲望の表れだと思うのですね。




世界の人口問題、環境問題、食糧問題・・・




色々な問題を解決する糸口がここらにあるのかも知れません。