不動産投資、という言い方が嫌いなのです! | 3億8千万円の借金地獄から復活した零細企業の社長のブログ

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投資とは、ウィキペディアによると「将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動」とあります。




ここで資本というのが二通り出てきますが、資本と言うのは基本的には元手の事です。




不動産投資という言い方をこれで説明すると、手元にあるお金を使って不動産を購入すること、という事になります。




まあ、この手元にあるお金をどの様に用意するか、という事ですね。




そこで、銀行の融資、が出てくることになります。




ここで、初めの話に戻りますが、投資というのは生産能力を増加させるために行う活動ですから、そこには経営能力が必要になる事が分かります。




如何せん、将来の生産能力の増加(売り上げの増加)を狙うのですから、その将来を読む力と、目利き、またその分野での経済動向等々、考えなければいけない項目は多岐に渡ります。




世間で言うところの、「不動産投資」というのは、メリットの話ばかり先行してて、どうも実態を得ていない、という感じがします。




所謂、不動産投資というのは、貸すことが出来る収益物件(不動産)を購入して、その物件を賃貸して収益上げるのですが、そこには他の業種と同様、経営能力が必要なのは当然のことです。




購入するまでは、物件の良しあしや融資の問題等など。




購入した後は、入居付けや建物の維持等々。




駐車場でさえ、草刈りやパーキング装置を付けている場合はその維持管理等々。




もし自主管理で行う場合は、かなりの忙しさだと思います。




この様な観点から、投資という意味があまり分かっていない方が多いので、私は不動産賃貸業という言い方をしている訳です。




この「賃貸業」という言葉を使うと、ほったらかしで儲かる、というイメージは沸きにくいと思いまして(笑)




最近あるSNSで、「私は不動産投資は行いません」という方がいて(その方は、ある分野の有名な専門家の方です。)、その理由をいくつか挙げていました。




地震のリスク、借金(儲からない)のリスク、相続のリスク(子供が遺産分割で争う)等々です。




よくよく見てみると、他のどんな事業にもあるリスクです。




事業というのは、どんな事業でも必ずリスクがあります。




この方の場合は、自分が病気になった場合や、事故で入院した場合などに、収入が途切れるというリスクがあります。




不動産から収入を得ている場合は、直ぐに収入が途切れる、というリスクは小さいです。




この様に、直ぐにメリットとデメリットを挙げる事が出来る訳です。




私にもリスクがあるのは十分に理解しています。




ただ、賢明な事業家は、そのリスクを最小限にするために、日々勉強していますし、良いと思われる事は直ぐに取り入れる柔軟性を持ち合わせています。




この専門家の方もそうだと思います。




なので、ある程度のネームバリューがある方は、発言に注意した方が良い、と思った次第です。




私の場合は、それ程ネームバリューが無い(笑)ので、余り問題にはならないとは思いますが、これからは発言には十分に注意しなければ、と反面教師にさせて頂きました。




でも、この方の言う通り、純資産ベースで物事を考える事は凄く重要な事だと思います。




不動産、特に収益物件の場合、利回りばかり考えてしまって、その物件の換金性をあまり考えない方も多いので注意したいところです。




だから、貸借対照表は大切な指標なのですね。