先日、丸井グループが子会社の丸井が所有するビルを売却するというニュースを目にしました。
新宿周辺のビル群は、高度成長期とバブル経済期に出来上がったビル群ですね。
先日も言いましたが、現在は不動産市況としてはそれほど悪くは無いので、価値が付く時に売却するのは、一つの戦略だと思います。
それぞれテナントは丸井がビルを借り受ける形で、営業を継続するという事です。
自社の資本を厚くするという目的もあるかもしれませんね。
有利子負債を小さくして、BSを良くする事で資金調達がし易くなる、という事もあるかもしれません。
借金と言うのは、キャッシュフローが順調に回ってて、決算が黒字で順調ならば、なんら問題はありません。
ただ、少し経営が苦しくなると、いささか風向きが違ってきます。
負債に関する事は、問題の解決の方法は状況によって様々なので何とも言えませんが、経営は順調に越した事はないです。
確かに、会社と言うのはあくまでも法人ですから、色々な手法で、経営者個人は吹き返すことは出来るでしょう。
まあ、あまり行き過ぎると心をすり減らす事にもなりますので、ほどほどにしたいところです。
それにしても、この間もヴィレッジバンガードの話をしましたが、若者に特化する業態は、難しいのですかね。
単価が低い、心移りが速い、少子高齢化など、色々と問題があるのは分かります。
このニュースを見て、また一つ、考える事が増えましたね