今朝、ヤフーニュースで見たのですが、阪神の金本監督が球団側に、「少々の活躍で報酬を上げないで欲しい」と申し出たそうです。
この意見に対して、色々と評価はあると思います。
私は個人的に、人の評価をお金だけで解決するのは簡単の事で、もっと広い意味で評価する事が重要だと思っています。
ただ、最低限の報酬は必要です。
そのために、経営者は日々努力をし、社員や組織の人たちが、普通に生活できるようにしていく、というのが重要な仕事でしょう。
そうですね。
昨今の企業は、ある経済指標を見たのですが、この4~5年の間に、内部留保が国内で40兆円増えている、という内容。
この十分の一でも、例えば臨時報酬という事で還元すれば、それだけで景気への刺激になると思うのですが、政策への不安から、この様な動きになるのでしょうか。
資本主義経済下では、お金換算で物事を考える事は重要な事ですし、私も常にそう言っています。
ただ、それが全てに成ってしまってはいけない、という事だと思うのですね。
何度も言いますが、ある一定以上の報酬は必要です。
ある程度の金銭的な余裕がないと、どうしても考えにも余裕が生まれません。
良い仕事も出来ないでしょう。
ただ、それ以上の部分は、人間味があって、人の触れ合いがあって。
どう言ったらいいのでしょう。
その余裕がまた、お客様をもっと喜ばすという意欲に繋がるのだと思います
この余裕と言いましょうか、この遊びの部分がバネに成り、経済成長していくような気がします。
最近、投資家やそういう類の情報や話を聞いていると、会社がいくら好調でも今は上場しない企業がかなりあるそうです。
私はこれに大賛成で、上場する事により経営者の理念が通せなくなる、という事もあると思うからです。
上場企業の株式を取得する理由には様々あると思いますが、原則は配当金やキャピタルゲインを狙う事が多いと思います。
どうしても、極端な利益追求型に成り易い。
またまた、大きく道を剃れた感が否めませんが(笑)、お金だけで片付けられない事はたくさんあるので、そういう部分も見て行きたいじゃないですか