あなたは劣等感を抱くことはありますか?
私は、債権がRCCに譲渡された時、会社が倒産寸前に追い込ま
れた時、もう劣等感の塊でした。
債権がRCCに譲渡された理由は、当時、返済をリスケして、正
常に返済が出来ていなかったので、言うところの、不良債権とい
う事でRCCに債権が譲渡されました。
なので、普通に借り入れの返済が出来ている正常な会社は、RC
Cに債権が譲渡されず、再編された新しい銀行と、普通に取り引
きがなされていたという事ですね。
倒産寸前に追い込まれた時には、もう少し店舗の規模が大きけれ
ば、こんな目に会わなかったのに、という他社比較による、劣等
感ですね。
何度も言うように、私は奇跡的にこの二つの状況から脱出できた
のですが、そこには一つの心の変化があったように思います。
他人と自分を比較するのではなく、将来の自分と今の自分を比較
する、というものです。
今、「嫌われる勇気」という書籍を再読しているのですが、そこ
に上記のフレーズが出てきます。
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
他者比較ばかりしていると、競争に巻き込まれます。
相手が自分ならば、競争ではありません。
他人など関係なく、自分がどうなりたいか、という意識に集中す
ると、おそらくですが、心が平穏になるのだと思います。
会社を立て直すには、一つ一つ状況を適確に把握して、一気に直
していかなければいけません。
そう考えると、気持ちを冷静に保つ事は本当に重要な事です

他人に意識を捕われ、自分自身に集中出来なければそんな事は出
来ないですよね。
自分自身に集中するために、将来の自分を思い描く事は本当に重
要な事なんだな、と改めて再確認しています

