すが、自分の力の無さ、これを嫌と言うほど感じることがありま
す。
私が会社の倒産の危機を経験した時は、法改正があり、当社だけ
ではなく、かなりの事業所が廃業したり、会社を解散したりして
いたので、当社の営業方針が悪いという理由だけはありませんで
した。
でも、その環境の中でも普通に営業できている会社もあったこと
は事実なので、その様な会社と比較してしてしまうのですね。
ギリギリまで会社の詳しい状況は、役員以外には言っていません
でしたので、現金が底を付いた時点で、どの様に行動をとったか
は、今となっては分かりません。
そんな中、ある事がキッカケで、自分を攻めてばかりいても状況
は改善しないと気付き、気付いたというか、自然とそんな気持ち
になったと言いましょうか、極限状態の時と言うのは、何か神が
かりの様な出来事が起こるようです。
私の様な経験をして経営者の方で、運よく復活できた方は、似た
ような経験をしているかも知れません。
兎に角、色々な事を試みますよ、崖っぷちにいるときは。
それで考えて見たのですが、先入観をすてる、そういう時は藁を
もすがるという状況なので、つい同業種の先輩や業者さんの言う
事に考えが偏り事が多かったように思います。
多分、ああいう時は路線を変えなくてはどうにも成らないところ
まで行っているので、方向転換をしなくてはいけないのだと思い
ます。
そう考えると、同業種の意見よりも他業種の意見を聞くことも重
要なのかな、と考えます。
そういう意味で、コンサルタントの方や士業の方などは、あらゆ
る業種の会社さんを見ていますので、他業種のやり方などを聞く
際には非常に、力強い存在だと思います。
ただ、この場合でもその様な方達は、得意不得意な分野がありま
すので、注意が必要です。
私が、ＲＣＣ問題で何人も弁護士の方に相談に行った話を以前に
もした事がありますが、出来たばかりの法律を全く知らないとい
う弁護士さんもいらっしゃいますので、その辺りにはきをく配る
必要があると思います。
何人かに相談してみて、合う人、合わない人があると思いますが
、そこは社長さんの直感に従って行動すれば良いと思います。
それと、撤退も立派な戦略だという事を理解する事も大切だと思
います。
バブル当時は、何の商売をしてもある程度上手く行く時代でした
が、今は違います。
時代に合わない商売の場合、やはり撤退と言うのも視野に入れる
必要があると思います。
自分を卑下せず、自分を尊ぶ事が出来たら、また、裏表なく、自
分が選らん事に責任を持ち、行動する事が出来ていたら、自ずと
新しい道が開けてくると思うのですね。
次の行動を取る時に、自分を尊ぶ事が出来ず、自分に自信が無い
人には、中々力を貸してくれる人は現れないと思います。
言うのは易し行うは難し、ですが、零細企業の社長さんは、それ
だけでも行動力がある人のはずですから、少しずつ前に進んで欲
しいです。
先ずは、自分を尊敬する事から始めてみると良いと思います。
また自分を尊敬できるように行動してみると、良いと思います
～～～「徳」について考える～～～
