昨日、ある会議で借金の話が出て、借金する理由について改めて
色々と考えて見ました。
バブル景気の頃は、土地神話のお陰で銀行は不動産を中心にドン
ドン融資していました。
土地の価格が上がるという前提で査定し、融資をしていました。
私がサービサーにお世話になる原因となった、今は閉店したお店
も、随分と地方にあるのですが、今では考えられない根抵当の極
度額がついていました。
でも、今一度考えて見たら、この借金は遊ぶためにした借金では
ありません。
土地が上がるという目測が間違えただけで、事業資金を銀行から
融通してもらっていた訳です。
最近、借金問題で相談に乗ってくれる弁護士が、電車内などの広
告でバンバン宣伝してますが、あの類の借金は所謂、遊行費で借
り入れたお金が殆どと聞きます。
確かに、金融法が改正になる前はかなり高い金利で貸し付けてい
た業者はいましたが、それでも海外ではよく見る金利です。
洋服を買うとか、遊ぶための自動車を買うとか、家電製品を買う
とか、そういう事業とは無関係の消費に対する融資というのは、
その借りた人の100%の責任だと思うのです。
自分の個人の私欲を満たすために、その場では我慢できずに借り
たお金です。
例えば、10万円の洋服を買うとしましょう。
10万円位なら、必死にバイトすれば2週間もあれば稼げるでし
ょう。
それで、買えばいい事です。
それを、その時の感情で、我慢できずに買うわけですから、しれ
なりのリスクを背負うべきだと考えます。
ロバートキヨサキは、この様な観点から、ファイナンシャルリテ
ラシーを身に付けなければいけない、とうるさく言っているので
すね。
借金は資産を買うためだけにするもので、消費のためにするもの
ではありません。
例えば、普通なら消費物品ですが、使いようによって資産になる
ものもあります。
自動車が良い例ですが、買って自分が乗るだけでは消費ですが、
それを人に貸してお金を稼いだり、自動車にお店の看板を貼って
、宣伝したりすれば、立派な資産になります。
洋服なんかも、芸能人なら資産になるかもしれません。
なんでもそうだと思いますが、ビジネスと絡めたお金の使い方を
意識する事が重要だと思います。
借金する時は、「借金する理由」が正当かどうか、という部分で
キチンと吟味する事が必要ですね。
世の中、消費の罠がたくさんありますので。
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改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
参考記事
借金を作った原因をしっかりと把握する必要がある
