人間を探す事
一目置く人には従順に従う
そこに仕え続ければ道は開ける」
この言葉は日本の刀匠であり、奈良県無形文化財保持者の河内國
平さんのものです。
昨今、一時期よりはかなり良くなったと聞きますが、まだまだ、
会社選びを福利厚生や初任給などで選ぶ傾向は強いようです。
私個人的には、自分のやりたい事がはっきり決まっていて、自分
が勉強したい事が勉強できれば、給料や福利厚生は良い方がいい
に決まっています。
では、なぜ上の様な事が言われるのか、と考えると、人間と言う
のはやはり弱いもので、甘やかされた環境で何年も生活すると、
初心を忘れて、その甘えた環境にどっぷり漬かってしまう傾向が
あるからだと思います。
何を隠そう、私もその甘えた環境(家庭)にどっぷり漬かってい
たお陰で、社会に出た当初、父が無くなって会社を継いだ当初は
えらい苦労しました。
ただ、その時はバブルの尻尾辺りで、景気が良かったので、当初
はお金の苦労ではく、人間関係の苦労、社内での従業員とのやり
取りでの苦労でした。
それで、話を元に戻すと、仕事を選ぶ際に、仕事ではなく、その
仕事をしている人で選ぶという事ですね。
所謂、師匠の事ですが、やはり良い師匠につけば、いずれ良い成
果が上がる可能性は高いでしょうね。
そういった意味では、私はビジネスの師匠は直接お会いした方、
書籍などで、一方的に尊敬し、その教えを出来る限り実行しよう
とする人、といますが、それも何度も何度も、叱られながら、ま
たは読み返しながら、何年も掛けて身について行くものだと思い
ます。
未だに、身に付いているのかな、と疑問に思う事もありますが、
その辺りは「守破離」の破と離の部分をもっと意識して行動して
いく必要があると思っています。
私の周りでも、もうそれ程若くもなく、私と同年代もしくは私よ
りも年上の方でも、給料や、福利厚生、見た目で仕事を選ぶ方が
圧倒的に多いです。
自分では、子供にですよ、自分は到底無理ですから(笑)
そうすると、自ずと、この子供も自分で行動が出来ない、会社人
間になっていく、自分で考え、自分で責任を持ち、自ら行動する
、という人に育ってはくれないのでしょう。
幸いにも、昨今、ネットを利用して色々な行動を取る、非常に優
れたというか、大胆な若者が増えてきている部分もあるので、凄
く頼もしいと思っています。
大人は、そんな子供の自由な発想を台無しにしてはいけません。
確かに、大胆な行動と言うのは、普通ではないので、多少怖い部
分もあるでしょう。
ただ、それが大人が取るべき「リスク」だと思うのです。
私は、子供が何々をして働きたい、何々勉強したいから、あの人
の弟子になりたい、と言ってきた時に、何も言わず応援できる親
でありたいと思っています。
この様な、行動を取るには、親としての度胸と器の広さが必要だ
と思っていますので、一生懸命、その度胸と器を獲得するために
努力しています。
理想の親になれるかどうか分かりませんが、そうできれば凄くカ
ッコ良いと思っていますので、出来る限りの事はしたいですうね。
そのために、現実もしっかり見つめながら、ビジネスをしっかり
と行い、将来のためにしっかりと備えたいと思っています。
