数億円の借金地獄から這い上がった、キッカケでもあります。
数億円の借金を抱えると、度胸がある人、又は以前にも多額の負
債を抱えて復活した経験がある人は、落ち込みもせず、その関係
法律や弁護士、税理士、司法書士などの専門家を尋ね、這い上が
るための行動を取ると聞きます。
私の場合は、初めての経験ですし、そんなに度胸があるほうでも
なかったので、初めおろおろするばかりで、何とも今考えると本
当に恥ずかしい事なのですが、兎に角あたふたしていました。
それで、今考えると、問題を解決するときの方法として挙げられ
るのが上記の３つ、
素直である事
直ぐに行動する事
夢を持つ事
なのだと思います。
素直である事、と言うのは何事にも共通する事ですが、こと初め
て経験する事に対しては、非常に重要な事柄ですね。
当時は、やっとの事でサービサーに詳しい専門家を捜し当て、そ
の方の指示に従い、法案を勉強し、着々と準備をしていきました
。
崖っぷちに立たされた時に一番重要な事は、助ける事が出来る人
の言う事を素直に聞く事だと、今確信できます。
この話し、あなたは、当たり前ではないか、と思っているかも知
れませんが、ある程度経営の経験がある方や、お年を召した社長
さんは、意外と人の話を素直に聞けない事が多いようなのです。
実際に、私の友人で、サービサーに債権が譲渡され、そのまま廃
業してしまった方が二人ほどいますので。
特に私もそうですが、役員が身内の場合は尚更のようです。
当社の場合、父が早くに亡くなっていて、私が経営の殆どの部分
を切り盛りしていたので、上記の様なことには至らなかったので
す。
次に、直ぐに行動する、という事。
負債が多い状況では、早めに手を打たないと、延滞金やその他税
金など、処理しなければいけない事が積み重なってしまいます。
なので、専門家の指示に従い、素直に直ぐに、すばやく行動する
必要があります。
この時の事を思い出すと、人生で一番動いていたのではないかと
思いますね。
それと、夢ですね！
借金を処理して、絶対元の状態に戻ってやる、という夢ですね。
今考えると、大した夢ではないのですが、あの時は、元の状態に
戻るだけでも大変な夢のように感じていました。
それで、今では、元に状態に戻れただけではなく、新規の事業と
して不動産賃貸業に進出する事が出来ています。
素直、直ぐに行動、夢。
私は、この３つを守る事によって今の状態を掴み取る事が出来、
またあの時に、この３つを教えてくれた恩師に、余りにも恩義が
多き過ぎて、死ぬまで返せるかどうか分かりませんが、一生涯を
通して、頑張って行こうと決意したのです。
当時、夢をつかむため、この高価な本を紙が刷る切れるまで読んだ事を思い出します。
ユダヤ商法
